メンバーを一括取り込みする(Excel)

概要

メーカーのメンバーを、Excelファイル(.xlsx)を使用した一括取り込みで操作できます。
1回の取り込みで、次の3つのアクションを同時に実行可能です。

  • メンバーの新規招待
  • 既存メンバーの更新
  • 既存メンバーの削除

利用目的

メンバーの一括取り込みは、以下のような目的で利用されます。

  • 初期導入・立ち上げ: メンバーをまとめて招待し、短時間で運用を開始できます。
  • 運用効率化: 招待・更新・削除を同時に実行し、工数と人的ミスを削減します。
  • 組織変更への対応: システムロール/権限、ブランドアクセス設定、ロール付与を一括更新できます。
  • アカウント整理: 退職者など不要となったメンバーを一括削除して、セキュリティリスクを低減します。
  • 複数ブランド運用: ブランドアクセス設定を一括で適用し、適切な担当ブランドを割り当てられます。

操作方法

メンバーの一括取り込みは、以下のフローで行います。

  1. メンバー一括取り込み用XLSXファイルをダウンロードする
  2. メンバー一括取り込み用XLSXファイルを編集する
  3. メンバー一括取り込み用XLSXファイルをDEXTREに取り込む

1. メンバー一括取り込み用XLSXファイルをダウンロードする

  1. 画面左上の最上部ヘッダーメニューのメーカー設定 > メーカー設定を開くボタンをクリックします。
    メーカー設定ページに遷移します。

  1. サイドナビゲーションのメンバーボタンをクリックします。
    メンバーメニューのメイン画面が開きます。
  2. メンバー一覧タブをクリックします。
    ※デフォルトで開かれています。
  3. メンバーの一括取り込みボタンをクリックします。

  1. ファイル言語をプルダウンから選択します。
    Japanese か English で指定でき、XLSXファイル内の言語が切り替わります。
  2. メンバー一括取り込みファイルをダウンロードボタンをクリックします。
    メンバー一括取り込み用XLSXファイルがダウンロードされます。

2. メンバー一括取り込み用XLSXファイルを編集する

前項の1. メンバー一括取り込み用XLSXファイルをダウンロードするでダウンロードした、メンバー一括取り込み用XLSXファイルを開きます。

以下を参考に、新規招待更新削除の入力を行ってください。

新規招待の入力対象カラム:

  • B列: Eメール
  • C列: システムロールタイプ
  • D列: システム権限タイプ
  • E列: ブランドアクセスポリシーコード
  • F列: ロールコード

更新の入力対象カラム:

  • B列: Eメール(既存メンバーのメールアドレス)
  • C列: システムロールタイプ
  • D列: システム権限タイプ
  • E列: ブランドアクセスポリシーコード
  • F列: ロールコード

削除の入力対象カラム:

  • G列: 削除する

各項目の説明

  • A列: ユーザー名(表示用)
    既存メンバーのユーザー名が表示されます。表示用項目のため、新たな入力は無視されます。
  • B列: Eメール(必須)
    メンバーのEメールアドレスを入力します。
    一括取り込み処理でのキーとなる識別子としても扱われます。
    既存メンバーに存在しないEメールアドレスを入力すると、新規招待として扱われます。
    ※ただし、すでに有効な招待が存在する場合はスキップされます。
  • C列: システムロールタイプ(必須)
    組織における前提的な地位を示すロールタイプを入力します。
    入力規則によって以下3つのタイプが定義されているため、いずれかを選択してください。

    • primary_owner:
      組織を代表するオーナーです。全メンバーの中で1名だけがプライマリオーナーとして存在できます。
      primary_ownerownerは、いつでも入れ替えが可能ですが、primary_ownerは必ず1名存在する必要があります。
    • owner:
      DEXTREの全ての機能を使用することができます。特にプランの変更やアドオンの利用など、ご契約関連の操作が可能です。
    • member: DEXTREの一部機能が制限されます。現在はご契約関連の操作に制限を設けています。
  • D列: システム権限タイプ(必須)
    管理者か、管理者でないかを入力します。
    入力規則によって以下2つのタイプが定義されているため、いずれかを選択してください。

    • admin:
      管理者を指します。システムロールタイプで許可されている機能の、全ての操作を実行することができます。 システムロールタイプprimary_ownerまたはownerの場合は、adminを指定してください。
    • write:
      管理者でないメンバーを指します。
      システムロールタイプmemberのメンバーに対して指定できます。
      writeのメンバーに限り、F列のロールコードを指定できます。
  • E列: ブランドアクセスポリシーコード(任意)
    あらかじめマスタ作成した、ブランドアクセス設定(※1)のポリシーコードを入力します。
    ブランドアクセス設定に基づいて、対象メンバーのアクセスを可能とするブランドを指定できます。
    全てのブランドへのアクセスを可能とする場合、空欄にしてください。
  • F列: ロールコード(任意)
    あらかじめマスタ作成した、ロールと権限(※2)のコードを入力します。
    システムロールタイプmemberシステム権限タイプwriteのメンバーに対してのみ指定できます。
    対象メンバーにロールを付与することができ、付与されたロールに基づいたアクセス権限を持たせます。
  • G列: 削除する(任意)
    trueを入力すると、対象の既存メンバーを削除します。新規招待の場合は無視されます。
    入力ルールは以下の通りです。

    • true: 対象メンバーを削除します。
    • false: 何もしません(メンバーは削除されません)。
    • 空欄: 何もしません(メンバーは削除されません)。

※1: アクセスを許可するブランドリストを定義する設定です。
メーカー設定 > メンバー > アクセス制御 > ブランドアクセス設定の画面から作成できます。
メンバーに対し、ブランドアクセス設定を適用することで、該当メンバーがアクセス可能なブランドを制御できます。

※2: メンバーの役割に応じたアクセス権限を定義するロールを作成する機能です。
メーカー設定 > メンバー > アクセス制御 > ロールと権限の画面から作成できます。
ロールをメンバーに付与することで、該当メンバーはロールで定義された範囲において、DEXTREの機能・データにアクセスすることが許可されます。

3. メンバー一括取り込み用XLSXファイルをDEXTREに取り込む

  1. 画面左上の最上部ヘッダーメニューのメーカー設定 > メーカー設定を開くボタンをクリックします。
    メーカー設定ページに遷移します。

  1. サイドナビゲーションのメンバーボタンをクリックします。
    メンバーメニューのメイン画面が開きます。
  2. メンバー一覧タブをクリックします。
    ※デフォルトで開かれています。
  3. メンバーの一括取り込みボタンをクリックします。

  1. XLSXファイルを選択
    編集済みのメンバー一括取り込み用XLSXファイルを選択します。
  2. 取り込みボタンをクリックします。
    処理に成功すると、メンバー一括取り込み用XLSXファイルの内容通りに更新されます。
    処理に失敗した場合、エラーが表示されます。エラー内容に従って、メンバー一括取り込み用XLSXファイルを修正してください。

利用上の注意

メンバーのユーザー名、Eメールアドレスの更新について

メンバーのユーザー名、Eメールアドレスは一括取り込みで更新できません。
メンバー自身で、プロフィールを更新する必要があります。

下記マニュアルから更新が可能です。

ユーザーアカウントの各種設定

トラブルシューティング

エラーとなる入力について

以下の入力は、取り込み時にエラーとなります。

条件入力理由
全てのメンバーEメールが空欄、または不正な形式一括取り込みの処理対象が不明であるため。
全てのメンバーシステムロールタイプシステム権限タイプ削除するが不正な値一括取り込み機能で定められた既定値を入力する必要があるため。
システムロールタイプprimary_ownerまたはownerのメンバーブランドアクセスポリシーコードロールコードを入力した場合プライマリーオーナー・オーナーには設定できない仕様であるため。
システムロールタイプprimary_ownerのメンバー削除するtrueを入力した場合プライマリーオーナーは削除できないため。
システムロールタイプmemberのメンバー存在しないブランドアクセスポリシーコードを入力した場合存在しないブランドアクセス設定は適用できないため。
システムロールタイプmemberかつ、システム権限タイプwriteのメンバー存在しないロールコードを入力した場合存在しないロールは付与できないため。
メンバー利用可能枠を超過新規招待数がメーカーのメンバー利用可能枠を超過している組織に参加可能なメンバー数に上限があるため。(※3)

※3: メンバー利用可能枠は、基本利用サブスクリプションで15名です。
別途、アドオン利用サブスクリプションのご契約で、招待可能なメンバーを増やすことができます。

  • メンバー利用可能枠の追加アドオン: メンバー利用枠1名あたり500円(税抜)