アパレルの業務課題をクラウド販売管理システムで解決する方法【卸売・小売・EC】

アパレルの業務課題をクラウド販売管理システムで解決する方法【卸売・小売・EC】

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「販売実績を迅速に把握したいが、今の業務フローでは日数を要する」

「販路を広げたいが、管理の手間やコストを増やしたくない」

 

アパレル業では、このような悩みをお持ちのご担当者様も多いのではないでしょうか?こうした販売業務の課題は、適切な販売管理システムの導入で改善、解決に導くことが可能です。

 

この記事ではアパレルの販売管理がかかえる課題や負担、リスクの実務への影響を確認し、販売管理システムがどのように課題を解決できるのか、適切なアパレル向け販売管理システムの選び方やポイントを紹介します。

 

アパレル事業の効率化、自動化などより良い業務管理の実現にお役立てください。

 

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アパレルの販売管理ならではの5つの課題とは?

アパレルの販売管理には、アパレルならではの課題がいくつかあります。

中でも実務や現場への影響や負担の多い、代表的な5つの課題を取り上げます。アパレル業の特徴と合わせて、どのような業務で生じているのか、詳しく確認していきましょう。

 

販売管理業務については、販売管理とは?目的や業務内容、システム化のメリットを解説【図解付き】もあわせてご参照ください。

 

1.種類、量が膨大な「SKU管理」

アパレルでは同じ名称の商品でも、色やサイズなどバリエーションを管理する必要があります。

商品を管理する最小単位はSKU(Stock Keeping Unit)と呼ばれています。例えば色が4色、サイズが3種類ある商品のSKUは12SKUとなります。

 

ECサイトや自社サイトの商品ページには、SKUごとのボタンや選択肢、在庫数を表示します。また、欠品や機会損失を防ぐため最新の商品情報が表示されていることが求められます。

 

取扱い商品が多種多様でSKUが膨大になるアパレル業は、手入力でのSKU管理には限界があり現場負担が高くなります。

 

SKUについてSKU管理とは?番号の決め方やJANコードとの違い、デメリットの解決方法で詳しく解説しています。

 

2.商品の売上が季節やトレンドの影響を受けやすい

アパレルは、快適に過ごす機能的な面と、個性や印象を形作る社会的な面を併せ持つ衣服や服飾雑貨、アクセサリーなどが商品となります。

このことから商品の売上、販売動向は以下の要素に左右されます。

 

アパレルの販売に影響する要素売上が変動する例
季節や気候夏、冬、春や秋の季節ごとの需要のほか、猛暑や暖冬など気候パターンで顧客が求める商品が大きく変わる
流行顧客が求める商品の傾向によって売上が変動する

マスコミだけでなく、SNSから生まれる流行も変動要因

仕事やライフスタイル在宅勤務が増えると、スーツなどオフィスで使われる衣類の売上が減少する
社会や政策からの要請クールビズやオフィスカジュアル、ビジネスカジュアルなどネクタイにこだわらない服装が定着すると、スーツやネクタイの売上が下がる

 

アパレルの売上は季節変動が大きいため、前月ではなく、前年の同じ月と比較することも多いでしょう。その場合でも、前年と同じ売上が見込めるとは限りません。

 

季節要因だけでなく、トレンドや社会の動向や変化もふくめた需要の予測や分析を行う必要があります。

 

3.日々の売上や在庫の集計、入金確認に時間と手間がかかる

販売管理システムを導入していないアパレル業務の現場では、日々の売上や在庫を集計する作業に時間と手間がかかっていることが少なくありません。

 

多くの中小規模のアパレル企業ではExcelでの集計が行われていますが、手入力に頼る工程が多いと担当者の負担増加にもつながります。

 

また、在庫や入金を別のシステムで管理し、販売管理システムと連携していない場合は、データの転記や移行に時間と手間を要するでしょう。

 

いずれも、金額や実績を迅速に把握できず、他の拠点や部署との情報共有が遅れる点が課題に挙げられます。

 

4.管理する項目が多く、人的ミスが生じやすい

販売管理システムの活用にあたり、受注情報や在庫数を手入力する方もいるかもしれません。

 

しかし、アパレルは業務管理の項目が多く、手入力には人的ミスのリスクがつきまといます。特に繫忙期やイベント期間は、煩雑な入力作業はミスが増えてしまう傾向にあります。

 

  • 入力ミス
    入力項目を誤る、入力が漏れる
  • 集計ミス
    システムへ入力する前のデータ集計を誤る

 

これらの人的ミスを防ぎ、現場の負担を軽減するには、手入力の工程が少なく、自動でデータが入力・処理されるシステムの導入が求められます。

 

5.販売チャネルごとに異なるルールや商習慣がある

アパレルでは下記のような販売チャネルがあり、チャネルごとに異なるルールや商習慣があります。

 

  • 店頭
  • EC
  • 委託販売
  • 消化仕入れ

 

一口にECといっても、出店しているモールや利用しているプラットフォームによって利用方法やルールが異なります。

委託販売や消化仕入れは、商品のやり取りについて契約があり、取引先ごとに売り方が異なる場合もあります。

 

販売管理業務では、販売チャネルごとのルールや商習慣に対応した、適切な処理を行わなければなりません。

 

委託販売や消化仕入れの詳細は、消化仕入れと委託販売の違い|仕組みや所有権、リスク負担などを解説をご参照ください。

 

アパレルで販売管理システムを使う5つのメリットと課題の解決方法

販売管理システム

 

アパレルの販売業務で生じる課題は、受注や在庫、請求など販売業務を一元管理できる「販売管理システム」を活用することで解決できます。

 

ここからは販売管理システムをアパレルの現場で使う5つのメリットと、どのように課題を解決できるのか解説します。

 

1.売上や在庫の情報をリアルタイムで確認できる

売上や在庫の情報をExcelでまとめていると、最新情報が迅速に確認できないことも多いでしょう。社内での情報共有の遅れや、拠点間でのスピーディーな状況の把握が課題となっているかもしれません。

 

販売管理システムは、売上や在庫の変動をリアルタイムで更新し、最新の情報が確認できます。

担当者が最新のデータから販売状況を把握でき、必要な対応や施策の判断を素早くできることは主なメリットに挙げられます。

 

2.取引先がWeb注文、受注処理を短縮・自動化できる

「注文書や電話で受け付けた注文内容を、Excelや受注システムに手入力する」

クローズドBtoB ECなどWeb受注の機能が搭載された販売管理システムを導入すれば、このような作業から解放されます。

 

取引先はWebから貴社に注文でき、注文が完了すると受注データが自動で登録されます。在庫や納品、請求、入金といった各管理機能と受注データが紐づき、業務フローや書類作成が自動化され、入力作業は大幅に削減できます。

 

受注処理の作業の短縮や自動化は担当者の負担軽減だけでなく、取引先への納品リードタイム短縮にも貢献できるでしょう。

 

3.多種多様な販売方法で受注できる

販売管理システムは、多種多様な販売方法に対応しています。

 

店頭POSやECとの連携を始め、小売店や百貨店との「委託販売」や「消化仕入れ」にも対応している販売管理システムなら、現場の作業負担を大幅に増やすことなく、販路の拡大を実現できます。

 

クローズドBtoB ECの機能を活用した「オンライン展示会」「予約販売」「受注販売」などは、オンラインとオフライン、国内と海外といった場所や時間を問わない販売戦略が可能となり、取引先の発注機会を多様化できるでしょう。

 

4.クラウド型の販売管理システムならどこでも対応できる

オンラインで利用するクラウド型の販売管理システムは、通信環境があれば社内・社外を問わずどこでも操作できます。

例えば、以下のような実務に役立つメリットはクラウドならではです。

 

  • 客先で在庫数量や価格を確認、最新データで商談ができる
  • 出張先で最新の販売状況を確認、必要な指示を出せる
  • 倉庫の数量と販売管理システム上での在庫数量を、リアルタイムで突き合わせできる

 

データやシステムは、販売管理システムの運営会社が責任を持って保守管理しています。

クラウドの活用は安全性を担保しつつ、利便性を向上できる有力な方法です。社内でサーバーを設置・管理する手間や費用、機能のアップデート、法令対応などを省けるメリットも見逃せません。

 

5.請求書の発行や入金確認・消込がスムーズ

請求書を発行できる販売管理システムを選べば、新たに請求書発行システムを導入・連携する必要はありません。

販売管理システムの受注データをもとに請求書を自動的に作成、送付できるため、入力ミスや送付漏れのリスクを軽減できます。

 

販売管理システムに入金確認や入金消込機能があれば、請求書の発行データをもとに取引先からの入金がかんたんにチェックできます。

 

請求や取引の履歴と照合しながら1件ずつ入金を確認する作業時間の短縮は、販売管理システムの導入効果を実感しやすいメリットです。

 

【業態別】アパレル向け販売管理システムの選び方

アパレルに適した販売管理システムは多数ありますが、自社の業務に合ったシステムを選ぶためには工夫が必要です。

 

ここからは3つの業態別に、アパレル企業が販売管理システムを選ぶポイントをお伝えします。

 

卸売

卸売は、取引先(バイヤー)によって販売価格が異なることが多いです。

掛け率や割引率、注文できる商品など取引条件をバイヤーごとに設定できるシステムを選びましょう。

 

卸売ではバイヤーが海外にいる場合もあるかもしれません。海外の取引先からのWeb受注、販路拡大の実現には、通貨や言語、関税、貿易書類発行など輸出業務に対応した販売管理システムかどうかをチェックしましょう。

 

さらに詳しい選び方は、卸売DX|商習慣に合った販売管理システムを選ぶ5つのポイントと成功事例をご参照ください。

 

小売、店舗

実店舗で販売している企業は、販売状況を本部や本社など他拠点でもリアルタイムに集計、管理できるPOSシステムを導入しています。

 

POSシステムと販売管理システムを連携することで、事業全体の販売状況が一元管理でき、在庫の調整や経理作業を効率化できます。

 

リアルタイムに複数店舗の販売データを分析、共有できるシステムは、経営判断を迅速に下すことができ、競争力のある商品の仕入れやキャンペーンの展開に役立ちます。

 

ECサイト、ECモール出店

複数のECを運営しているアパレル企業は、EC一元管理システムの導入は業務の効率化、自動化に欠かせません。

 

受注管理や在庫管理など、ECの運営を一元管理できる機能が揃ったシステムです。決済システムやWMS(倉庫管理システム)との連携は、別途必要となる場合があります。

 

EC一元管理システムを使わずに複数ECの業務を管理したり、データ連携を実現するなら、ECカートシステムや決済システム、WMSと販売管理システムとの連携が選択肢になります。

 

主要ECモールとの連携、あるいはAPI連携に対応している販売管理システムは、EC業務の効率化、自動化に役立てることができます。

 

関連記事:EC一元管理システムを使うメリットとは?選び方と10社の費用と特徴を比較

 

販売管理システムをアパレル業務に活かす4つのポイント

アパレルの業務に販売管理システムを活かすために、どのような点に注意すればよいか4つのポイントを確認していきましょう。

 

①自社の業務にフィットするシステムを選ぶ

販売管理システムは数多くあり、特徴や強みも異なります。

 

コスト削減を意識するあまり、安価なシステムにひかれがちですが、価格がすべてではありません。いくら安く使えても自社の業務フローや社内ルールにフィットしなければ、現場で使われずランニングコストの負担だけが残ります。

 

販売管理システムは費用対効果を意識して選びましょう。

自社の業務フローや社内ルールを反映できる機能があり、課題を解決できる販売管理システムを選ぶことで、コストを上回る売上アップや経費削減の高い効果が期待できます。

 

②高品質なクローズドBtoB ECで受注機会を逃さない

販売管理システムには登録した商品からWebカタログが作成できるものもあります。弊社が提供するクラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)も、その一つです。

 

Webカタログは、商品名や画像、動画、価格、在庫、カラーやサイズなど商品の詳細を一覧できます。WebカタログはクローズドBtoB ECで取引先だけが閲覧、Web注文が可能です。

価格や商品など取引先ごと変更できるので、卸売のWeb受注にも活用できます。

 

取引先は商品の内容や在庫をいつでも確認でき、検討段階で離脱されるリスクを下げ、売上の向上に寄与します。

 

③他システムとの連携方法も考慮する

販売は関連する業務が多岐にわたり、販売管理システムとさまざまなシステムとの連携は、全社的な業務の効率化や自動化に必要となります。

 

  • 倉庫管理システム
  • 在庫管理システム
  • 会計システム
  • CRM(顧客関係管理)システム

 

上記のような業務管理システムとの連携はAPIやCSV、システム標準の連携機能など、いくつかの種類があります。

 

どのシステムをいつ、どのように連携するか、リアルタイムでの共有が必要かも含めて、業務全体の流れやデータ活用の目的を考慮して連携方法を決定しましょう。

 

関連記事:システム連携はなぜ重要?メリットや代表的な方式、失敗しない5つのポイント

 

④クレジットカード決済に対応するシステムを選ぶ

法人用クレジットカードの利用は、今や一般的となっています。

取引先(バイヤー)は貴社との取引で「掛け払い」ではなく、クレジットカード決済を希望するかもしれません。

 

支払方法の自由度を高めて売上を上げるためにも、クレジットカード決済に対応したBtoB EC機能をもつ販売管理システムを選びましょう。

 

リンクをクリックすると、連携しているクレジットカード決済サイトで支払い手続きができるサービスもあります。

 

販売管理システムの選び方は中小企業が販売管理システムを選ぶ3つのポイント【成功事例とその理由】もご参照ください。

 

アパレルの販売管理に「クラウド販売管理 DEXTRE」がおすすめ!

クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引、輸出取引を一元管理できる販売管理システムです

 

クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)は卸売、輸出取引に特化したクラウド販売管理システムです。

アパレルの現場から開発が始まったDEXTREは、卸取引を行うアパレル企業様、商社様、メーカー様の販売管理に必要な機能をそろえています。Web受注から在庫、請求、納品、入金まで、商習慣や社内ルールを反映した運用で一元管理できます。

 

  • クローズドBtoB ECで24時間365日世界中からWEB受注
  • 取引先ごとの商品、価格、掛け率、貿易条件など取引内容を個別に設定
  • 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
  • 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成
  • インコタームズ2020準拠
  • 委託販売や消化仕入れに対応
  • API連携、Excel連携に対応

 

上記以外にも、アパレル業務ならではの業務に対応した機能で細かな設定が可能です。

また、Shopifyとの在庫連携、NEXT ENGINEとの在庫・受注連携やStripeによるクレジットカード決済の連携機能も搭載しています。

 

アパレル企業のDEXTRE導入事例

DEXTREの導入で業務の大幅な効率化・自動化に成功された、アパレル関連のお客様事例をご紹介しております。

 

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