商社が抱える在庫の課題とは?在庫管理システムの選び方【特徴と費用の比較】

商社が抱える在庫の課題とは?在庫管理システムの選び方【特徴と費用の比較】

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商社のなかには、在庫の悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
SKUが多い、管理する拠点や倉庫が多い、正確な在庫数を把握しにくいことは、代表的な悩みの例です。

 

在庫の悩みは、在庫管理システムの導入で解決できます。

この記事では商社が抱える在庫の課題と、在庫システムの選び方を紹介します。

 

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商社が抱えがちな、在庫に関する5つの課題

商社は在庫に関して、どのような課題を持っているのでしょうか?5つの課題を取り上げ、解説します。

 

①取扱商品と管理する項目が多い

商社は、膨大な数の商品を扱います。

同じ商品でも色やサイズなどにより、SKUの単位で管理しなければなりません。数十万以上のSKUを扱う商社もあるでしょう。

 

大量・多種類の商品を扱うには、広大な倉庫が必要です。

どの商品がどの場所にあり、在庫数はどの程度か、常に正しく把握しなければなりません。このため、ロケーション管理も求められます。

 

加えてSKUが増えても、管理の手間を増やさないことも求められています。在庫管理システムの活用は、この課題を解決する手段の一つです。

 

 

②適正な在庫数を確保する必要がある

在庫は、適正な数を確保する必要があります。余剰な在庫は、利益を生みません。

 

それだけでなく冷暖房費や倉庫の費用など、保管に要するコストもふくらみます。一方で在庫をゼロに近い状態にすると「買いたいのに欠品している」といったチャンスロスにつながり、売上の低下につながります。

 

このように、在庫の持ち過ぎも減らし過ぎも適切ではありません。

顧客の要望にこたえられる範囲で、在庫を持つことが求められます。用意すべき数量は、状況により異なります。在庫数をリアルタイムで確認しながら、需要に応じた数量を確保することが理想です。

 

③あるはずの商品が行方不明になる

在庫の種類や数が増え、倉庫が広くなると、商品が行方不明になるリスクが高まります。主な要因を、以下に挙げました。

 

  • 商品を余分にピッキングした、あるいは誤った商品をピッキングした場合に、商品を戻す場所を誤る
  • 商品を入庫する際、商品を置く場所を誤る

 

この事態を防ぐためには、商品の入庫や出庫、移動をする際にシステムを必ず通すフローが有効です。このフローは、在庫管理システムで実現可能です。

 

④棚卸には時間も人手もかかる

棚卸は在庫を正しく把握する目的で行われる作業ですが、時間も人手もかかります。

広大な倉庫の場合は、すべての在庫を把握するために日数を要するかもしれません。このため、頻繁に行うわけにはいきません。

 

自社で棚卸を行う人的リソースを確保できない場合は、専門業者に依頼する方法もあります。この場合は、棚卸作業の費用が定期的にかかることに留意しなければなりません。

 

⑤トレーサビリティへの対応も求められる

商社には、トレーサビリティへの対応も求められています。

トレーサビリティは商品の生産から製品として届くまで、どのようなルートで届いたか追跡できる状態にすることを指します。原材料の調達先、商品の製造日やロット番号、出荷先などが記録されます。

 

商社は、生産者から消費者に商品が届くルート上にあります。

消費者が商品を安心して購入し使ってもらうため、また万が一の際にスムーズに商品を回収するためにも、商社によるトレーサビリティへの対応は重要です。

 

 

商社に役立つ!在庫管理システムの機能一覧

在庫管理システム

 

在庫に関する課題の多くは、在庫管理システムの活用で解決できます。代表的な機能を、以下の表にまとめました。

 

在庫管理システムの機能内容
製品管理製品に関する情報を登録する
在庫登録在庫の登録を行う
入出庫管理入庫や出庫に伴う在庫の変更を管理する
データ出力在庫データをExcelなどのデータに出力する
他システムとの連携販売管理システムなど他の業務システムと在庫管理を連携する

 

在庫管理システムを活用することで、商品の入荷元から移動・引き当ての履歴、出荷先までを記録して一覧で確認できます。また商品の管理だけでなく、ロケーションの管理や自動発注、データ分析にも対応しています。

 

在庫管理に重要な機能は販売管理システムの在庫管理に重要な7つの機能【卸売DX】もご参照ください。

 

商社が在庫管理システムを選ぶ5つのポイント

在庫管理システムは、どれも同じではありません。

商社が使う場合は、商社に合ったシステムを選ぶ必要があります。どのようなポイントを重視すればよいか、代表的な5つの項目を取り上げ解説します。

 

①自社の業種や業務にマッチしていること

在庫管理システムは、どれも同じではありません。

 

「バラで出荷する場合がある」「賞味期限や有効期限を管理しなければならない」といった要件を満たすか、チェックしなければならない商社もあるでしょう。業種を限定する在庫管理システムもあります。

 

在庫管理システムを選ぶ際には、自社の業種や業務にマッチしていることが重要です。

まずは、在庫管理システムに求める要件を決めましょう。そのうえで複数のシステムを比較し、貴社にマッチするシステムを選ぶことをおすすめします。

 

②SKUごとに、いつでも正確な在庫の状況を把握できること

SKUごとに、いつでも正確な在庫の状況を把握できることも、商社が在庫管理システムに求めるポイントの一つです。

 

入荷待ちや増加予定の数量などを把握する機能も求められるでしょう。

 

③担当者が使いやすい操作性

在庫管理システムは、操作性の良さも重要なチェックポイントです。

いくら自社に適した機能をそろえていても、操作性が悪いシステムは現場の担当者から避けられます。業務の改善に貢献しにくくなれば業績アップにつながらず、改めてシステムの選定を行う事態になるかもしれません。

 

このため在庫管理システムを選ぶ際には、システムをよく使う担当者に操作性をチェックしてもらいましょう。複数のシステムを比較することもおすすめです。

 

④クラウドで提供されるサービスがおすすめ

在庫管理システムはクラウドで提供されるサービスを選ぶことで、貴社に以下のメリットをもたらします。

 

  • 倉庫の外や社外など、どこからでも在庫状況を確認できる
  • 導入時にサーバーやネットワークの構築費用など、多額の設備投資を要しない
  • 短期間での運用開始が可能
  • システムに不具合が起きても、クラウドサービスの運営会社が対応する
  • 法令改正による対応も、自社で行わずに済む(運営会社が対応する)

 

「営業担当者が外出先から在庫数をチェックし、得た情報を商談で活用する」といった使い方も可能です。

 

スピーディーな在庫確認で、競合他社よりも優位な立場を得やすくなるでしょう。

初期費用だけでなく、運用開始後のメンテナンスの手間を抑えられるメリットも見逃せません。

 

 

⑤他のシステムとの連携

在庫管理システムは、他のシステムとの連携も重要です。

 

販売管理システムは、代表的な連携先です。

販売管理システムで受注を行うと在庫の商品を引き当て、出庫する必要があるため、在庫管理システムと連携して自動で在庫数量を更新する機能が欠かせません。

 

システムの連携方法は、複数あります。貴社で運用中のシステムと連携できるか、また連携方法について事前に確認しておきましょう。

 

主な在庫管理システムの特徴と費用を比較

商社で役立つ在庫管理システムは、複数あります。

主な在庫管理システムの特徴を、以下の表にまとめました。

 

在庫管理システム特徴
DEXTRE卸取引に特化したクラウド販売管理。小売向けの在庫を分ける、委託販売への対応が可能。複数の販売チャネルを一括管理できる。ShopifyやNEXT ENGINEと在庫を連携可能。APIを使った連携もできる
アラジンオフィス在庫管理機能を持つ販売管理パッケージソフト。業種別のシステムを提供し、未来在庫の把握も可能。ユーザーリピート率は98.4%
楽商13種類の業種別に分かれたパッケージソフト。オンプレミス、クラウドどちらにも対応。カスタマイズにも対応する
@wms複数拠点の管理や外部倉庫の在庫確認が可能。在庫回転率を表示できる
GENESISS世界12か国で使われているシステム。設定項目に柔軟性があるため、自社のスタイルに合わせやすい
zaicoパソコンとスマートフォンの両方で使える。在庫確認時間を99%、出庫処理時間を85%短縮できる
クラウドトーマスPro物流ロボットや基幹システムと連携可能。賞味期限管理など、特殊な管理運用を要する案件にも対応。カスタマイズも可能
タナヨミ顧客の希望を新機能として反映する「標準化カスタマイズ」を採用。ハンディターミナルなどの機器も別料金でレンタル可能

 

システム導入においては、初期費用や月額料金も気になる項目です。在庫管理システムごとのコストを、以下の表でご確認ください。

 

在庫管理システム初期費用月額料金
DEXTRE無料

初期設定代行オプションあり(税別200,000円~)

20,000円(税別)~
アラジンオフィス要問い合わせ要問い合わせ
楽商要問い合わせ要問い合わせ
@wms500,000円~40,000円~
GENESISS要問い合わせ25,000円~(3ユーザー、税別)
zaico無料3,980円~(3ユーザー、税別)
クラウドトーマスPro要問い合わせ150,000円~
タナヨミ必要(要問い合わせ)10,000円~。目安は50,000円~100,000円(税別)

 

商社の在庫管理は「DEXTRE」の活用をおすすめ

クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引、輸出取引を一元管理できる販売管理システムです

 

商社で在庫管理を行うならクラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)の活用をおすすめします。

以下の機能で、商社のスムーズな在庫管理を実現します。

 

  • クラウドで提供されるため、高額な初期費用が不要
  • パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応
  • どこからでも最新の在庫状況を確認できる
  • 複数のロケーションで在庫を保管するケースにも対応
  • 複数の販売チャネルを一括管理。卸向けと小売り向けの在庫を分けて管理できる
  • 委託販売にも対応する
  • 貸し出し商品の在庫状況も把握できる、返品管理も可能

 

DEXTREは、卸取引の商習慣や業務フローに対応した販売管理システムの機能を備えています。DEXTREで取引先への販売をオンラインで行えることも、メリットの一つといえるでしょう。

 

ほかにも、DEXTREには、

  • 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
  • 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
  • クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
  • 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
  • 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成

など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。

DEXTREは月額20,000円~、初期費用は0円で導入できます。
30日間の無料体験全ての機能をお使いいただけます。
DEXTRE Merchant API(β版)の提供を開始しました。
β版は無料でご利用いただけます。
ご利用をご希望の方は、API(β版)ご利用についてをご確認ください。

 

貴社に合った在庫管理システムの導入で、適切な在庫管理の実現を

商社が悩む在庫の課題の多くは、貴社に合った在庫管理システムの導入で解決できます。

システムを選ぶ際には費用だけでなく機能にも着目することが、適切な在庫管理を実現するコツです。

 

DEXTREは、商社にもマッチした在庫管理システムです。

高額な初期費用は不要で、どこからでも最新の在庫状況をチェックできます。倉庫など、複数のロケーションで管理するケースにも対応しています。在庫管理にお悩みの商社様は、DEXTREもぜひご検討ください。

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