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アパレル企業では、多種多様なシステムが活用されています。
それぞれのシステムを有効に使うためには、システムの特徴と役割に加えて、業務への関わりや全体的なフローをシステムごとに知ることが重要です。
この記事ではアパレル卸など、アパレル企業で使われる主なシステムを解説します。
アパレル企業がシステムを活用する必要性や、アパレルでは業態ごとにどのようなシステムが使われているのか、業務の効率化・自動化に役立つシステム選びのポイントをお伝えします。おすすめのクラウドサービスもご紹介します。ぜひ貴社のシステム選定にお役立てください。
卸売、商社、メーカー向け
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国内取引、輸出取引を取引先ごとの価格、条件でオンライン受注。在庫、納品、請求、入金までひとつながりに管理できます。
貿易書類の発行もかんたん、多言語多通貨対応です。
主な機能 一覧 導入事例
INDEX
アパレルでシステム活用が必要な理由
アパレルの実務では、システムの活用が欠かせません。その理由を、4つの観点に分けて解説します。
多種多様かつ複雑な受注への対応を、スピーディーに進める必要がある
アパレルの業務では、日々多種多様な注文が舞い込みます。
受注内容を迅速かつ正確に把握したうえで、納品や入金までスピーディーに処理を進めなければなりません。
システムの活用により、業務が効率化、自動化されると受注への対応を迅速、正確に行えます。注文をトリガーとして、出荷処理まで進めることも可能になります。
ひっきりなしに舞い込む注文への業務負担を軽減し、ミスのない円滑な処理が顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
最新の在庫数をSKU単位で常に把握しておくことが必要
アパレルの商品管理は、SKU単位で行う必要があります。型番だけでなく色やサイズなどで分類した商品の数量を細かく管理することが求められます。
数量の管理を手作業で行うと、どうしてもタイムラグが生じます。入荷や出荷、販売や在庫で商品が移動したタイミングと、システムに手入力するタイミングに時間差が生じるためです。
この点で、Excelなどを用いた管理はベストといえません。リアルタイムでの在庫数を把握するためにも、各拠点での入庫・出庫のタイミングで自動的に在庫数量を更新するシステムの採用が求められます。
関連記事:SKU管理とは?番号の決め方やJANコードとの違い、デメリットの解決方法
消化仕入れや委託販売に対応した在庫管理の必要がある
アパレル業における在庫は、自社の商品だけとは限りません。下記の販売方法もあるため、自社の所有物ではない在庫(預かり在庫など)の把握も必要になります。
- 消化仕入れ メーカーや卸業者が所有する商品を売り場に置き、売れた時点で仕入れたとみなす
- 委託販売 他社から商品を預かって販売する
これらの在庫を手作業でチェックする方法は、ミスの原因となるためおすすめできません。預かりや返却、販売で変動する在庫数の正確な把握には、システムを活用した在庫管理が求められます。
関連記事:消化仕入れと委託販売の違い|仕組みや所有権、リスク負担などを解説
会計システムなど、他システムとの連携が必須
複数のシステムを組み合わせた業務管理を行う企業は多いです。
業務ごとに異なるベンダーのシステムを活用しているケースも多いでしょう。一方で「受注システムの売上データを会計システムに連携する」など、システム間でデータを連携する業務もよくあります。
「売上データを紙で用意し、会計システムで手入力する」方法では、誤入力のリスクがあります。
入力項目が多い場合は転記する工数もかかるため、リアルタイムの情報を得にくくなるだけでなく、作業負担やミスが増える要因ともなりかねません。
アパレルの業務ではAPIなどでシステム同士を連携することで、正確でスピーディーな判断、対応を実現できるでしょう。
関連記事:販売管理と会計の連携を考えたシステムの選び方と成功事例【弥生会計、freeeなど】
【業態別】アパレルで使われる主なシステム
アパレル企業では、売上を上げるために重要な業務があります。
- 取引先や消費者など、顧客や仕入れ先に関する情報を管理する
- 商談の状況や受注の推移を管理し、売上を予測する
- 顧客のニーズに迅速に対応、販売する
- 売上アップに寄与する販促を行う
- 備品や商品を仕入れる
- 在庫を適切に管理する
上記の要求を満たすため、多くの企業では次のようなシステムが活用されています。
- 顧客管理システム
- 営業管理システム
- 販売管理システム
- MAツール
- 購買管理・仕入管理システム
- 在庫管理システム
- 倉庫管理システム
加えて、どの業種でも共通して必要となるバックオフィスに関するシステムも広く用いられています。人事・給与システムや会計システム、勤怠管理システムなどは代表的な例です。
また、上記で挙げたシステムを複数組み合わせて提供する「ERP」も、大企業を中心に選ばれています。
BtoB取引で活用されるシステム
BtoBでの取引はその都度お金をやり取りする代わりに、一定期間内の取引をまとめて後日請求する「掛取引」が主流です。このため請求書を発行し、入金情報を管理するシステムが用いられます。請求管理システムは代表的です。
BtoBでは、Webでの取引が増えてきている点も特徴の一つに挙げられます。
Web受注システムやWeb-EDIは、よく活用されるシステムの一例です。また製品の紹介や提案、受注をWebで行う「オンライン展示会」はアパレル企業にも活用されています。
Web-EDIは、Web-EDIとは?メリット、デメリットと導入を成功させる6つのポイントで詳しく解説しています。
ECの運用で活用されるシステム
ネット通販が普及、発展する中で、企業のEC運用に関連したさまざまなシステムが登場しました。代表的なシステムは、次のとおりです。
- EC構築システム Webショップを作る
- EC一元管理システム 複数の出店先をまとめて管理する
- ASPカートシステム ショッピングカートの機能をレンタルする
決済を購入時に行うには、Web決済に対応したシステムを選定しましょう。
関連記事:EC一元管理システムを使うメリットとは?選び方と10社の費用と特徴を比較
店舗で活用されるシステム
小売店やメーカー直営店、アウトレットショップなど店舗運営でも、アパレル業はシステムを活用しています。
どの日時にどの商品がいくらで売れたかを記録する「POSシステム」、タッチ決済やICカード決済など多種多様な決済方法に対応する「決済システム」は、店舗で活用される代表的なシステムです。
海外との取引がある場合に必要なシステム
アパレル企業では海外から商品を輸入する、海外のバイヤーや小売店に卸す、輸出する企業も少なくありません。
国内で完結する取引と異なり、売掛金や買掛金を複数の通貨で管理する、輸出入に必要な書類を作成するなどの手間がかかります。貿易管理システムや輸出入管理システムは、この課題に対応する目的で活用されます。
関連記事:貿易管理ができる販売管理システムを選ぶ5つのポイント【卸取引の輸出業務】
SPAで使われるシステム
SPA(製造小売業)を営むアパレル企業は、自社ブランドの製品も生産します。
商品の生産そのものは協力会社に委託する場合でも、自社による製造工程の管理には生産管理システムが活用されるケースが多いでしょう。
アパレル卸で役立つシステム 5つの特徴
卸売業務が中心となるアパレル企業でも、業務管理にシステムが活用されています。どのような特徴のシステムがアパレル卸に適しているか、貴社にマッチするシステム選びの参考になる5点をあげます。
自社の業務をスムーズに進められる
システム選定では、貴社の業務フローや社内ルール、商習慣などに沿った運用ができるかどうかが重要です。
顧客ごとに商品や価格、掛け率を設定できるなどアパレル卸の業務に必要な機能があり、業務フローや社内ルールを反映できる柔軟な設定ができるシステムを選ぶことで、実務的な効率化、自動化が実現できます。
無料体験や資料請求、問い合わせを積極的に使い、機能や特徴を比較することをおすすめします。
クラウド上で動作する
システムは、オフィス以外の場所でも使われます。
アパレル卸の場合、訪問先での商談中や在庫管理を行うために倉庫で使うこともあるでしょう。営業所や支社が複数ある企業であれば、事業所ごとにサーバーを用意してソフトウェアを設定・管理することは大きな手間となります。
これらの課題は、クラウドのシステムで解決できます。
インターネット回線と端末を用意すれば、どこからでも自社のシステムにアクセスできるようになります。商談先や倉庫でも帰社する必要なく、すぐに必要な情報を確認できます。
事業所ごとにサーバーを用意する手間から解放され、メンテナンスコストを軽減できるメリットも見逃せません。
関連記事:クラウド在庫管理システムの種類、導入メリットとは?
多くの言語や通貨に対応する
アパレル卸では、海外からの仕入れや海外のバイヤーとの取引がある企業も多くあります。
請求書や納品書、貿易書類を外国語で作成できる、現地通貨での決済、税率の設定機能などがあると、システムを活用した海外取引をより効率的に進めやすくなるでしょう。
関連記事:海外取引の受注管理システムの選び方|BtoBアパレルの貿易業務はもっと早く簡単にできる!
データ連携をスムーズに行える
システム間のデータ連携をスムーズに行う機能が搭載されていれば、データの変換や連携に要する作業工数を減らせるとともに、リアルタイムで最新の情報を正確に把握できるようになります。
システムそのものにデータ連携機能が搭載されていればベストですが、API連携に対応していれば、より多様なデータ活用が可能です。
関連記事:API連携で何ができる?仕組みと具体例をわかりやすく解説【図解付き】
サポートが充実している
業務システムを使っていると、どうしても疑問点や確認したいことが発生するものです。
ときには、システムに不具合が発生するかもしれません。不明な点をすばやく解決し、業務を円滑に進めるためには、充実したサポートも欠かせません。
問い合わせ可能な曜日や時間は、システムの運営会社により異なります。
問い合わせのチャネルが複数ある運営会社も少なくありません。リモートサポートを提供していたり、複数のサポートプランがあり、サポート内容を月額で変えている場合もあります。
導入前に、問い合わせやシステム利用中のサポートへの対応を確認し、貴社の運用体制に合ったサポートプランを選ぶとよいでしょう。
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