ShopifyはBtoBや卸売で使える?メリット、デメリットやAmazonとの違い

ShopifyはBtoBや卸売で使える?メリット、デメリットやAmazonとの違い

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ECサイトの構築、運営プラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」は、プログラミングのスキルやサイト構築のノウハウがなくても、ECサイトを開設することができます。

 

この記事では、BtoBの取引や受注、卸売をShopifyでも展開したい担当者様に向けて、ShopifyでBtoBの取引は可能なのか、BtoBでShopifyを活用するメリットやAmazonなどの大手ECモールとの違いなど気になるポイントを解説します。

 

卸売、商社、メーカー向け
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Shopifyとは?

Shopify(ショッピファイ)

画像参照:Shopify 日本

 

Shopify(ショッピファイ)は、カナダのeコマース企業Shopify inc.が運営するECプラットフォームです。

本格的なオンラインストアの構築、管理、運用を支援するサブスクリプションサービスとして2006年に始まり、導入事業者数は世界中で1,000万以上にのぼります。

 

日本でサービスが開始されたのは2017年からですが、2023年8月には導入店舗数は30,376となり急速な拡大を見せています。

 

Shopifyの機能とサービス

Shopifyでは、ECサイトの運営に必要な機能がプランごとに用意されています。

ユーザーは事業規模に応じたプランを契約することで、Shopifyが提供する機能やサービスを使うことができます。

 

プランに含まれる代表的な機能は、次のようなものがあります。

 

ECサイト

オリジナルのECサイトを簡単な操作で開設できる、Shopifyの基本となるサービスです。

デザイン性の高いテンプレート(テーマ)が豊富で、ブランドや商品のイメージに合わせたECサイトが専門知識がなくても作成できます。

 

チェックアウト

購入(チェックアウト)の手続きを管理する機能。

シンプルかつ、直感的なチェックアウトプロセスで、カゴ落ちリスクを回避します。Shopifyのコンバージョン率(カートにいれた商品を購入完了する確率)は他社ECプラットフォームの平均と比較して15%も高く、UIや操作性に優れています。

 

商品管理

商品登録は無制限に可能です。

ダウンロードコンテンツやサブスクリプションサービスでの販売もできます。販売管理、在庫管理など外部システムやSaasとの連携やアプリでの機能追加でECサイトを拡張して利便性を向上させることができます。

 

在庫のロケーション

店舗や倉庫など商品を販売、保管、発送している場所(ロケーション)を複数登録でき、各ロケーションに在庫を割り当てられます。

発送ルートを設定したり、オンラインとオフラインで在庫を分けるなど一元的な在庫管理が可能になります。

 

税のプラットフォーム

最新の税法に基づいた正しい金額が自動的に計算されます。国内はもちろん、国外の税率にも対応しています。

 

決済方法

クレジットカードや電子マネー、後払いなど100種類以上の決済方法があり、購入者が希望する支払い方法を提供できます。

 

マーケティング

SNSとの連携、販促メールやクーポンコード、ギフトカードの送付など売上アップやエンゲージメントの充実を支援する機能が数多く用意されています。

顧客の年齢や地域、購入履歴などのデータ分析とセグメンテーションで、顧客への有効なアプローチを実現してくれます。

 

Shopifyの利用料金

Shopifyの利用プランは、

  • Basic(月額4,850円
  • Shopify(月額13,500円)
  • Advanced(月額58,500円)
  • Plus(月額2,300米ドル~)

の4つに分かれています。

追加できるアカウント数にや機能によって、プランが分かれています。プラン変更やアプリによる機能拡張は、後からでも可能です。

 

BasicプランでもECサイトのデザインテンプレートやカスタマイズ、決済システム、マーケティング、商品管理などECサイトの運営に必要になる機能が一通りそろっています。

 

3日間の無料体験があり、Basic、Shopify、Advancedは始めの3か月間を月額150円で利用できます。

導入前に使用感を確認したい方も安心して始めることができるでしょう。

 

さらにコストを抑えたECサイトの運用ができるよう、年払い割引(25%オフ)や売上の1%(最大1,000,000円まで)をサブスクリプションクレジットとして獲得できるオファーもあります。

 

参照:Shopifyの料金プラン(各プランの詳細情報と比較)

 

ShopifyとAmazonの違い

Amazonや楽天市場などは「ECモール」「マーケットプレイス」と呼ばれ、Shopifyとは明確に異なります。

 

例えばAmazonは、販売者はAmazonが運営するECモールの中で商品を販売します。商品登録や販売管理はAmazonが提供するシステムにて行います。

 

一方、Shopifyは販売者が独立したECサイトを開設、運営できます。

 

ShopifyはECサイトを開設、運営するのためのツールであり、ECサイトを管理して運営るのは販売者です。デザインの変更やキャンペーン展開は販売者の自由に実行できます。

 

Shopifyをふくめ、AmazonなどECモールとECサイトを複数運用している企業は少なくありません。それぞれに強みと弱みがあり、デメリットを補い、メリットを活かして運用しています。

 

Amazonのメリットとデメリット

Amazonなど大手ECモールは集客力があり、Googleの検索上位に表示されやすいです。

反面、手数料がかかる、販促活動がECモールによって制限される、デザインを自由に変えられないなどは弱みといえるでしょう。

 

また、大手ECモールは商品数や出店数が膨大で、顧客の目に止まり売上を増やすには、モール内広告の配信や有料オプションの追加を検討することになるでしょう。

 

Shopifyのメリットとデメリット

ECサイト開設の手間がある点と、集客は自社で行わなければならない点は大手ECモールと比べた弱みになります。

独自のECサイトを簡単に持てるメリットは大きな強みになります。

 

既存顧客への利便性向上、長期的なブランディングやファン獲得の施策であれば、ShopifyはECモールよりも自由度が高く、より直接的な価値提供とエンゲージメントが得られるでしょう。

 

BtoBでShopifyを導入する3つのメリット

ShopifyはBtoCを想定したECプラットフォームのイメージが強いですが、パスワード付きECサイトや卸売(Shopify Plusの機能)などBtoBの取引に便利な機能があります(後述します)。

 

BtoCだけでなく、BtoBでShopifyを活用するメリットには次の3点が考えられます。

 

アプリで機能をカスタマイズ、拡張できる

Shopify App Storeで提供されているアプリは、ECサイトの規模や販売スタイルに合わせて機能を拡張、カスタマイズできます。 マーケティング支援や在庫管理、BtoB向けの機能強化などアプリの総数は8,000以上です。

また、Shopify Apiでアプリ開発することも可能です。

 

マルチチャネル販売に対応している

ShopifyはECサイト以外の販売チャネルも一元的に活用、管理するマルチチャネル販売に適しています。

 

例えば、ShopifyのECサイトにAmazonや実店舗(POSシステム)を追加すると、商品や在庫のデータを一元管理できるようになります。販売管理システムや在庫管理システムなど、外部システムやSaasとの連携も可能です。

 

SNSとの連携も多くの企業が活用しています。

InstagramやFacebook、X、YouTubeなどSNSとShopifyの連携によって、SNSからの商品購入の動線を構築することができます。

商品カタログや広告、商品の魅力をアピールする投稿、ストーリーで顧客との接点の増加が見込め、潜在顧客や新規開拓などマーケティング活動にも有効です。

 

越境ビジネスに役立つ

Shopifyはグローバルなビジネスを想定したECプラットフォームです。

 

多言語表示、多通貨決済への対応はもちろん、国別の価格設定や税金の管理など越境ECに欠かせない機能がBasicプランでも利用できます。

割引運賃で国際配送を利用できるサービスや地域ごとの配送オプションカスタマイズなど、配送関連も充実しています。

 

地域ごとに異なるWEB広告の表示、各言語・地域に沿ったメタタグやURL構造のカスタマイズは、国外の検索エンジンへの最適化に貢献し、認知度向上など海外顧客の獲得を目指すグローバルなWEBマーケティングの一助となるでしょう。

 

ShopifyでBtoB、卸売の取引はできる?

卸取引をはじめとしたBtoBビジネスをShopifyで行うことができます。

しかし、機能によっては「Wholesale Club」のようなBtoB向けアプリの追加やShopify Plusへの申込みが必要となります。

 

BtoB取引「Shopify Plus」

Shopify Plusは大企業や大量販売を行う企業を対象としたエンタープライズプランです。

  • 専用API、通常の5倍の高速API
  • ECサイトを合計10サイト開設できる(小売と卸売、国内と海外など)
  • 在庫ロケーションを20ヶ所登録できる
  • 専任のサポート体制

など、大規模なEC運営に求められる機能が多くあります。

 

特に、BtoB取引や卸売に活用できる機能は次の3つが代表的です。

  1. チェックアウトページのカスタマイズ:取引先ごとに異なる購入プロセスを提供、管理できる
  2. 専用ECサイト:特定の顧客がアクセスできるパスワードが必要な限定ECサイトを作成できる
  3. Shopify Scripts:注文量や取引条件に応じて異なる価格や割引を設定できる

卸売アプリ「B2B WholeSale Hub」

ShopifyでつくったECサイトに卸売機能を追加して、オンラインでのBtoB取引を強化できるアプリです。無料~月額99ドルまで4つの料金プランがあり、無料体験は30日間です。

Shopify App Store|B2B WholeSale Hub

 

  • 顧客ごとの卸売価格、割引率の設定
  • 顧客ごとに異なる支払い条件
  • ボリュームディスカウント
  • 追加料金
  • 最小注文量

 

など、ECサイトで卸売を行うために便利な機能があります。

 

オンラインで卸売やBtoB取引を行うなら企業間取引に特化したシステムやクローズドBtoB ECを主とした運用が一般的で、Shopifyが候補にあがることは多くありません。

 

しかし、Shopifyのシンプルで直感的な操作性が比較的複雑な業務フローを持たない小~中規模のマーチャントにとって、Shopifyの方が適しているケースもあります。

 

Shopifyと在庫連携!国内外の卸取引を一元管理「クラウド販売管理DEXTRE」

クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引、輸出取引を一元管理できる販売管理システムです

 

卸取引に特化したクラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)はクローズドBtoB ECからのWeb受注から在庫、納品、請求、入金まで事業規模を問わず、販売管理業務を効率化、自動化して一元管理できる販売管理システムです。

 

卸売の商習慣や業務プロセスを反映した機能が充実しており、貴社のルールや商流を細かく設定でき、再現性の高いオンライン取引を行えます。

 

外部連携は、

  • Shopifyとの在庫連携
  • EC一元管理システム「NEXT ENGINE」と在庫や受注を連携
  • ハイパーオートメーションツール「Yoom(ユーム)」と連携した業務自動化
  • Stripe連携はWeb受注(クローズドBtoB EC)でクレジットカード決済やオンライン決済リンクによる支払が可能

 

などがあります。

BtoBとBtoCを並行して運用している企業様も、煩雑な作業をせずに自動で在庫や受発注データを一元管理できます。DEXTREを製品マスタ、受注マスタとしても利用いただけます。

 

ほかにもAPI連携やExcel連携など、会計ソフトなど他システムのインポート形式に合わせて、DEXTREでエクスポートテンプレートを作成し出力することも可能です。

 

専任の担当者が導入前のご相談、無料体験から導入後のサポートまで、安定した運用に向けて支援いたします。
リプレイスのデータ移行、連携についても代行サービスをご用意して、スムーズなシステムの入れ替えを実現いたします。

 

販売管理のクラウド化、リプレイスには、ぜひDEXTREをご検討ください。

DEXTRE 導入事例

 

ほかにも、DEXTREには、

  • 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
  • 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
  • クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
  • 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
  • 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成

など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。

DEXTREは月額20,000円~、初期費用は0円で導入できます。
30日間の無料体験全ての機能をお使いいただけます。
DEXTRE Merchant API(β版)の提供を開始しました。
β版は無料でご利用いただけます。
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