ECサイトの在庫管理がうまくいかない問題を一元管理システムで解決する方法

ECサイトの在庫管理がうまくいかない問題を一元管理システムで解決する方法

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ネットショッピングがすっかり身近なものとなり、業種や事業規模を問わず、ECサイトでの販路拡大は主要な販売戦略となりました。

EC事業が経営の柱となっている企業や、オンラインのみでビジネスを成長させる企業も珍しくありません。

 

一方で、ECサイトの運用にはさまざまな課題やトラブルがつきものでもあります。
特に、オフラインにも複数の販路や拠点がある企業、複数のネットショップを運営している企業は煩雑な管理業務が負担となりがちです。

 

この記事では、ECサイトの運営の中でも課題の多い「在庫管理」について在庫トラブルが発生する理由や事例、解決策をご紹介します。
ECサイトの新規展開に興味をお持ちの担当者様、複数ECの在庫管理に問題を抱えている担当者様はぜひご覧ください。

 

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在庫管理とは?

 

出荷指示とは?

 

在庫管理とは、売上データから予測される需要に沿って在庫数を適正に保ち、いつでも供給できる状態を維持する一連のワークフローを指します。

下記のような業務を通して、どの商品がどれくらい、どの場所にあるかを正確に把握し、管理します。

  • 各拠点の在庫数の更新・共有・調整
  • 在庫の引き当て(確保)
  • 拠点間の在庫移動の管理
  • 入出庫の管理
  • 返品の管理
  • 棚卸し
  • 在庫分析

ECサイトの運営では、受注のタイミングで在庫の引き当て(確保)を行い数量を更新し、倉庫や他店舗の在庫数も更新する、返品・交換の在庫対応、複数ECの在庫割り当てなども在庫管理の業務となります。

 

在庫管理は「過剰在庫の防止」と「欠品リスクの防止」を徹底することで、欠品による機会損失や不良在庫のリスクを防止できるだけでなく、在庫管理のコスト削減など生産性の向上、販売機会の最大化といったメリットを得ることができます。

 

EC運営における在庫管理の特徴とトラブル

在庫管理と一口に言ってしまうと、販路を問わず同じように思ってしまいがちですが、「ECならでは」の在庫管理には特有のワークフローや注意点があります。

  1. 複数ECの在庫数更新が遅れる
  2. ロングテールに対応した在庫管理が煩雑になる
  3. 返品の際にスムーズに在庫数を更新できない
  4. 在庫切れによるユーザーの離脱

これらは氷山の一角に過ぎませんが、ECを運営する上で多くの企業が直面している課題です。これらの課題が日々の業務にどのような悪循環や負担増加の原因となっているのか、くわしく見ていきましょう。

 

①複数ECの在庫数更新が遅れる

オンラインで24時間365日いつでも購入できるECサイトは、最新の在庫数で販売できることが重要です。

 

運用しているECサイトが1つならそれほど難しくありませんが、複数のECサイトを運用していたり、EC以外にも複数の販売チャネルを有している場合は、在庫の変動をすぐに共有、反映できないと売り越しなどのトラブルが生じやすくなってしまいます。

 

また、複数のECサイトを個別に管理していると、受注や在庫のデータを基幹システムに取り込む際にできる数字のズレが、決算など別のワークフローに悪影響を及ぼすリスクもあります。

 

②ロングテールに対応した在庫管理が煩雑になる

ロングテールとは販売戦略の一つで、「多品種少量生産」ともいいます。

あえて「売れ筋商品」にこだわらず、多様な商品展開で少しずつ生産し、少しずつ買ってもらうことで、最終的に大きな売り上げを作っていこうという考え方です。

 

実店舗での販売では、家賃や人件費、接客にコストを大きく割かねばならないため、リソース管理の観点から上位2割の優良顧客や売れ筋商品を優遇するマーケティング(「パレートの法則」)が採られていました。

 

一方、ECは商品を登録してしまえば販売に伴うコストはほとんどかからないため、ロングテールの販売手法と相性が良く、Amazonもロングテールで現在の成功を手にしたといわれています。

 

多くのECサイトがロングテールを採用していますが、デメリットとして在庫管理が難しい点が挙げられます。

商品の種類が多い分、在庫管理業務が煩雑になりますし、突発的に売れ筋商品ができたとしてもロングテールの性質上、早々に在庫が尽きてしまいます。

 

ロングテールに適した在庫管理や生産体制でなければ、顧客の需要にじゅうぶんに応えられず、販売機会の損失や競争力の低下につながる可能性があります。

 

③返品の際にスムーズに在庫数を更新できない

ECは実店舗と比べて返品が発生しやすく、アパレル関連は返品率が3割近くにのぼることもあります。

 

実際に見たり身につけずに購入するECは、手元に届いたときのサイズ感や質感、色などイメージの違いが返品へとつながるのは、ある程度想定内ともいえます。

 

また、このような消費者都合の返品に比べると割合は少ないものの、配送過程の破損など商品の品質以外の理由で返品が発生することもあります。

消費者にとって、実店舗に比べてECは返品のハードルが低いということもあるでしょう。
ECサイトによっては、返品用のフォーマットやガイドラインを設定して、返品のルールとスムーズな対応を仕組み化しています。

 

ECの運営には、返品や交換は一定数生じることを想定した、返品に伴う在庫数の更新を効率化、自動化できる体制作りが求められます。

 

④在庫切れによるユーザーの離脱

商品が在庫切れになった場合、実店舗なら顧客に事情を説明することで入荷まで待ってくれることもあるでしょう。

ですが、ECは違います。

 

強力なブランド力があったり、熱量の高いファンが購入してくれるケースなら再入荷まで待ってもらえても、基本的にユーザーは商品の再入荷をわざわざ待たず、別のECサイトで同じ商品や同じニーズを満たす商品を検索して購入します。

 

加えて、ECモールでは「レコメンド機能」によって、ユーザーが類似商品にアクセスしやすい購入体験を提供しています。出店している事業者にとっては、在庫の有無がモールでの売上に直結することになります。

 

自社EC、ECモールにかかわらず、在庫切れになる前に一定数になれば在庫管理の担当者に通知する体制を整え、ユーザーに向けて予約注文や再入荷の情報を迅速に案内することが対策になります。

 

複数のECを運営していると在庫の更新が遅れたり、つい忘れてしまったりといったミスも起こりやすく、こうしたヒューマンエラーを防止できる対策も必要でしょう。

 

ECの在庫トラブルは「在庫管理システム」で解決できる?

上記のような問題への対策には在庫管理システムの導入がまず始めに思い浮かぶ選択肢ではないでしょうか。

 

在庫管理システムとは、在庫の変動やステータスの更新、共有を自動化し、在庫管理を効率化するシステム全般を指します。

安価に利用できるクラウド型の在庫管理サービスが増えたことや、DXの推進を受けて、事業規模を問わず幅広い業種にて在庫管理システムの導入が進んでいます。

 

EC運営においても、在庫管理システムが有用な点は変わりありません。

しかし、上述したECの在庫管理の問題は、複数のECサイトを横断して管理できていないことが原因となっています。

 

複数のECサイト、倉庫、実店舗の在庫データを一つにまとめて管理できるシステムでなければ、結局は手作業が生じてしまい、システムの導入効果が薄れてしまいます。

 

複数ECの一元管理ツール「ネクストエンジン」

在庫管理システムには、ECサイトとの在庫連携機能がなかったり、EC連携が可能であってもEC対応の機能や連携できるプラットフォームが限られているシステムでは自動化、効率化は実現できません。

 

複数ECの在庫管理機能が充実しているシステムにネクストエンジンがあります。

ネクストエンジンとは?

 

ネクストエンジンはNE株式会社が提供している、ECの一元管理ツールです。

連携可能なECサイトは業界最大級の50以上、複数ECの受注処理の自動化、在庫数の一括更新、出荷業務の効率化などネクストエンジン上でEC運営を一元管理できます。
2024年4月現在、6000以上の企業で導入されています。

 

複数ECの運用に欠かせない機能が多数揃っており、基幹システムや外部サービスとの連携もアプリやCSVでスムーズに行えます。

「どの一元管理ツールを選べばいいかわからない」という方であれば、まず検討すべきシステムとして最適といえるでしょう。

 

 

複数ECの在庫管理の課題を解決できるネクストエンジンの機能

ネクストエンジンはネットショップを運営する当事者ならでは視点で開発されている点が大きな強みです。

ユーザーインターフェースもシンプルで使いやすく、かゆい所に手が届くような機能が多数搭載されています。その一部を在庫管理を中心にご紹介します。

 

在庫数の自動更新

ネクストエンジンを使った在庫管理

 

ネクストエンジンに登録したECサイトに受注があった場合、他のすべてのECサイトや基幹システムの在庫数を自動的に更新します。

在庫データを更新するために複数サイトを行き来したり、手入力を挟む必要がなくなり、在庫管理業務が効率化します。

 

また、返品やキャンセルによる在庫変動にも対応しています。

ECにつきものだった返品関連のトラブルは、ネクストエンジンの導入によって大きく改善されるでしょう。

 

ECサイトとネクストエンジン間の在庫数の更新間隔は5分以内と短く、売り越しトラブルも軽減できます。

 

アラート機能

在庫数が設定した数を下回った場合、自動的に通知されます。
この機能によって、欠品による機会損失のリスクが低減されます。

 

アラート機能は、一定期間内に設定数以上売れた商品を通知するヒット商品のお知らせにも使うことができます。

ロングテールの在庫管理で課題となっていた売れ筋商品への対応の難しさの改善が期待できます。

 

複数ECに必要な細かい在庫管理

多種多様な商品を複数のECサイトで販売することを想定した細かい機能は、在庫管理にも用意されています。

 

  • 同一の商品を単品販売、セット販売と異なる形式で販売する場合でも、受注処理のプロセスで各商品の在庫数を自動的に更新する。
  • 総在庫数が設定数以下に達した場合、指定した店舗のみで販売できるようにする。
  • 商品コードを自動的に紐づけて同一商品として登録、受注処理

 

商品情報の一括更新

新商品のデータやセール情報をネクストエンジンで一括更新

 

ネクストエンジンと連携させたECサイトは、商品情報を一括で更新できます。商品ページのフォーマットが異なっていても問題ありません。

 

在庫切れが生じた場合は、予約注文や入荷予定の情報をスピーディーかつ漏らさず多店舗に共有することで、ユーザーの離脱リスクを軽減することができます。

 

また、すでに登録した商品情報を他のECサイトと簡単に共有できます。
新たにECモールに出店するときも、面倒な登録作業をせずにクイックに販売を始められます。

 

ネクストエンジンと在庫連携できるクラウド販売管理DEXTRE

クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引、輸出取引を一元管理できる販売管理システムです

 

クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)国内外の卸取引に特化した販売管理システムです。

 

リッチなビジュアルで商品を訴求できるクローズドBtoB ECは、顧客ごとの卸価格や掛け率、割引率を設定した価格でWEBオーダーカタログを通したオンライン取引を受注から在庫、納品、請求、入金まで一元管理できます。

 

顧客ごとに在庫を割り当て、自社の商流やロケーションの移動ルールに沿った細かな在庫管理ができます。また、委託販売(消化仕入れ)にも対応できる機能も充実しています。

他社システムやサービスとはネクストエンジン、ShopifyをはじめAPI、CSVでの在庫連携が可能です。

 

他にも、BtoBの販売業務を自動化、効率化するさまざまな機能を搭載しています。

 

ネクストエンジンとDEXTREの在庫連携

ネクストエンジンとDEXTREの在庫連携

 

連携アプリをご利用いただくことで、ネクストエンジンとDEXTREの間で在庫の更新を自動化できます。

ネクストエンジンからDEXTREへ在庫数の更新が反映され、DEXTREからネクストエンジンへ受注データを受け渡すことでネクストエンジン側の在庫数を更新します。

 

「BtoCのECショップはネクストエンジン」「BtoBの卸取引はDEXTRE」とビジネスモデルの異なる販路の在庫データをつなげた一元管理が実現します。

委託販売や消化仕入れの在庫管理にも対応しており、アパレルや商社などEC以外の受注があり、卸売とECの在庫を一括管理したい企業様におすすめです。

DEXTRE連携アプリ詳細ページ(ネクストエンジン)

 

複数の販売チャネルを効率的に自動化・一元管理できるシステムをお探しの担当者様、DXの推進に基幹システムのクラウド化を検討中の担当者様は、この機会にぜひネクストエンジンと合わせたDEXTREの導入をご検討ください。

DEXTRE 導入事例

 

ほかにも、DEXTREには、

  • 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
  • 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
  • クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
  • 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
  • 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成

など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。

DEXTREは月額20,000円~、初期費用は0円で導入できます。
30日間の無料体験全ての機能をお使いいただけます。
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β版は無料でご利用いただけます。
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クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)IT導入補助金2024 「インボイス枠(インボイス対応類型)」の対象ツールです。

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