メンバーへの詳細なデータアクセス権限設定が可能に
メーカーアプリのアップデートに関してお知らせいたします。
メンバーへの詳細なデータアクセス権限設定が可能になりました。
今回のアップデートにより、「システムロール」が「メンバー」かつ「システム権限」が「書き込み / 読み取り」のメンバーに対して、データアクセスに関する詳細な権限設定を行える「ロール」機能を追加しました。
これまで画一的だった権限設定を、「どのデータ(リソース)に」「どの範囲で」「どの操作を許可するか」という組み合わせで柔軟に定義できるようになり、各メンバーの役割に応じた、より安全で適切な情報共有を実現します。
「ロール」による柔軟な権限設定
「ロール」を作成し、対象のメンバーに付与することで、アクセス権限を管理します。
「ロール」には、以下の項目をあらかじめ定義しておくことができます。
- アクセスを許可するリソース:受注データ、納品データ、顧客バイヤーデータなど、DEXTREに登録されている様々なデータを選択します。
- アクセス可能な範囲:例えば「自身の担当バイヤーに関連するデータのみ」といった形で、アクセスできるデータの範囲を限定します。
- 許可する操作:リソースに対して「書き込み」や「読み取り」といった操作権限を設定します。
「ロール」を付与されたメンバーは、定義された権限の範囲内でのみデータへのアクセスと操作が可能になり、適用範囲外のリソースは閲覧することもできません。
【権限設定の操作が可能なユーザー】
「ロール」の作成やメンバーへの付与は、以下のいずれかの「システムロール / システム権限」を持つメンバーが行うことができます。
- プライマリーオーナー
- オーナー
- メンバー(システム権限:「管理者」)
【設定例】
例えば、「読み取り」権限のみが許可されたロールを付与されたメンバーには、以下のようにデータへの書き込みに関連するボタンやメニューが表示されなくなり、操作が制限されます。
「システムロール / システム権限」との違い
「システムロール」は、メンバーそのものの役割を定義する上位概念であり、先述した「ロールと権限」のように個別の設定情報を登録し、メンバーに付与する構造とは異なります。
「システムロール」は、主に下記2つのいずれかを設定することができます。
- オーナー:
DEXTREの全ての機能を使用することができます。
なお、メーカー内のいずれか1名のオーナーは、代表者として「プライマリーオーナー」という特別なロールになります。 - メンバー:
DEXTREの一部機能が制限されます。
現在はご契約関連の操作に制限を設けています。
「システム権限」も同様に、メンバーに対して直接定義します。
主に下記2つのいずれかを設定することができます。
- 管理者:
「システムロール」で許可されている、全ての機能を使用することができます。
システムロールが「オーナー」の場合、システム権限は「管理者」に固定されます。 - 書き込み:
本アップデートのメインテーマである、「ロールと権限」の設定を行うことが可能なシステム権限です。
特に何も制限を設けない場合、業務遂行に関しては「メンバー / 管理者」とほぼ同等の操作権限を持ちます。
※「メンバー招待」など、一部の重要な操作は制限されています。
このアップデートにより、企業のセキュリティポリシーに応じた内部統制の強化や、より柔軟なチームでの共同作業が実現可能になります。ぜひご活用ください。