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ネクストエンジンは、ECの一元的な管理に使われる代表的なシステムです。
なかでも、連携や自動化の機能が豊富な在庫管理は、複数のECや店舗を運営している、またはこれから始めるご担当者様の中で、注目している方も多いのではないでしょうか?
この記事ではネクストエンジンの在庫管理機能は具体的に何ができるのか、業務にどう役に立つのか8つの機能を中心に解説します。ECや店舗の業務効率化、自動化や販路拡大をお考えの方は、ぜひお読みください。
卸売、商社、メーカー向け
クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)
国内取引、輸出取引を取引先ごとの価格、条件でオンライン受注。在庫、納品、請求、入金までひとつながりに管理できます。
貿易書類の発行もかんたん、多言語多通貨対応です。
主な機能 一覧 導入事例
INDEX
ネクストエンジンとはどんなシステム?

ネクストエンジンは、自社ECやECモールに出店しているECストアなど複数のECを一元管理するシステムです。
発注や仕入れ、商品登録から受注・発送まで、ECを運営する一通りの機能を備えています。
複数ある店舗間のデータ連携を24時間365日自動化できるため、煩雑な作業の負担が軽減され、ネクストエンジンでの一括したEC運営、管理を行うことが可能です。
また基幹システムやSaaSとの連携は、全店舗の販売データが自動で共有され、業務の自動処理や事業戦略の策定などにも活用できます。
クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)もネクストエンジンと在庫連携が可能です。BtoBの卸売とBtoCの小売やEC、双方の在庫更新を自動化できます。
ネクストエンジン公式サイトでは、設定によって受注の90%以上を自動で出荷できるとしています。活用次第で、在庫管理の手間やコスト、ヒューマンエラーを大きく削減できるシステムです。
ネクストエンジンを利用している店舗数や業種
ネクストエンジンは、多種多様な企業で活用されています。
2025年4月の時点で契約者数は6,570社、利用店舗数は53,602店舗にのぼります。業種も小売業、飲食業、製造業など多岐にわたっています。
【何ができる?】ネクストエンジンの在庫管理機能
ネクストエンジンの在庫管理機能の中から、代表的な機能を以下の表にまとめました。
| ネクストエンジンの在庫管理機能 | 概要 |
|---|---|
| 在庫自動連携 | すべての店舗の在庫数を、在庫数の変動に応じて自動で更新する 在庫を1箇所でまとめて管理可能 |
| 指定在庫数の設定 | 在庫数が指定の数以下になった場合、指定した店舗に限定して販売する |
| 上限在庫数の設定 | 在庫数が指定の数以下になった場合、店舗の在庫数を指定した数に設定する |
| 割合在庫数の設定 | 店舗ごとの在庫を、割合で連携できる(20%、30%など) |
| 在庫数の登録 | 画面上から手入力で、またcsvファイルを取り込むことで在庫数を登録・更新できる |
| 発注アラート | 在庫数が指定した数量以下になった場合、メールで通知する |
| 在庫履歴 | 商品の入庫・出庫履歴を確認できる いつ、どのような理由で在庫に変動があったか確認できる |
ネクストエンジンは下記のように、複数ECの運営ならではの在庫管理業務に役立つ、実務的な機能も備えています。
| ネクストエンジンの在庫管理機能 | 概要 |
|---|---|
| 無限売り | 受注後速やかに商品を提供できる場合、在庫数を「無限」に設定できる |
| 特定商品の在庫連携解除 | 在庫連携をしない商品を指定できる 特定のECサイトのみで販売したい商品に活用できる |
| 特定店舗の在庫連携解除 | 在庫連携をしない店舗を指定できる 特定の店舗だけの在庫を持っておくことができる |
| 予約商品の在庫管理 | 予約販売を行う商品の在庫数を、在庫自動連携により自動で更新できる 予約販売の個数が決まっている商品に便利 |
| 不良品の入出庫履歴 | 在庫履歴に不良品が発生したこと、また不良品との振替を行ったことを記録できる |
| ヒット商品のお知らせ | あらかじめ指定した数量を販売した場合、メールで案内する |
次は「在庫連携」について、実際の業務にどのように役立つ機能なのか確認していきましょう。
ネクストエンジンの「在庫連携」が業務に役立つ8つの理由
さまざまな機能を備えるネクストエンジンは、在庫を連携する業務に大きく役立ちます。
ネクストエンジンが実務でどのように活用できるか8つに分けて紹介します。
①拠点や店舗ごとに在庫を振り分けられる
ネクストエンジンは在庫を全店舗でまとめることも、拠点や店舗ごとに在庫を振り分けることもできます。振り分け方法は、次の2通りに対応しています。
| 在庫の振り分け方法 | 振り分けの例 |
|---|---|
| 個数で振り分ける | 店舗A:25個 店舗B:10個 店舗C:15個 |
| 割合で振り分ける | 店舗A:50% 店舗B:20% 店舗C:30% |
拠点や店舗数は、10拠点(店舗)まで設定できます。
在庫を振り分けた状態で商品が売れた場合、販売した拠点や店舗の在庫数だけが更新されます。
この機能を応用して「BtoBの店舗とBtoCの店舗で、在庫を別に設定する」「セール用と通常販売用で在庫を分ける」といったことも可能です。
いつも同じ割合で在庫を配分しているなら、割合で振り分けることもできます。
商品が入荷するたびに振り分け後の在庫数を計算する手間を省くことが可能です。
実際の在庫が指定した数量以下になった場合に、下記のような対応も行えます(一部のECサイト・カートのみ対応)。
- 指定する店舗のみに販売を絞る
- 指定した数量(実際の在庫数よりも少ない数)で在庫数を表示したい
②商品コードが統一されていなくても在庫連携できる
「同じ商品でも商品コードは出店先のECサイトごとに、異なる番号が付番されている」
このような場合でも、ネクストエンジンではECサイトごとのコードを紐付けて連携できます。事前に商品コードを統一しておく手間を省けることを、メリットと感じる方も多いでしょう。
※ 対応モール・カートや利用機能には制限がございます。
参考:商品コードがバラバラでも、ネクストエンジンで在庫連携・受注管理が「ずっと」できる! | NE株式会社
③実店舗とECで在庫連携できる
ネクストエンジンは「POS連携」機能で、実店舗とECの在庫連携を実現できます。
実店舗とECで在庫を共通化していても、商品が売れたタイミングで最新の在庫数に自動で更新します。実店舗で販売する度に、ECの在庫数を更新する手間はなく、売り越しのリスクも下げられます。
参考:基幹システムとPOSシステムを連携したい!POS連携のメリットや注意点、連携方法について紹介 | ネクストエンジン
④単品でもセット商品でも在庫数を連携できる
ご担当者様のなかには「在庫を早く減らしたい」「顧客のニーズにこたえたい」などの動機で、セット商品を作ろうと思う方もいるでしょう。
セット商品は在庫管理の悩みの種です。単品とセット商品で別々に在庫を持つと、コストがかかり実務の負担となります。
ネクストエンジンなら、このような心配や手間はいりません。
単品の在庫数をもとに、セット商品の在庫数を自動的に計算できます。単品の商品が売れると、対応するセット商品の在庫数も自動で更新します。セットを組めなくなった場合は在庫数を自動で0に設定するため、売り越しを気にせずに済みます。
参考:セット商品の管理|ネクストエンジン
⑤在庫連携を行わない商品や店舗を指定できる
ネクストエンジンは、在庫連携を行わない商品や店舗を指定できます。
| 在庫連携をしない対象 | 機能 |
|---|---|
| 特定の商品のみ在庫連携を行わない | 特定商品の在庫連携解除 |
| 特定の店舗のみ在庫連携を行わない | 特定店舗の在庫連携解除 |
これにより、以下のようなニーズに対応できます。
- 特定の商品は、店舗ごとに在庫を管理したい
- 特定の商品は、販売する店舗やECサイトを限定したい
- 店舗とECで、在庫や販売する商品を別にしたい
参考:この商品を在庫連携対象から外したい、そんな時どうしたら?|ネクストエンジン
⑥5分間隔で在庫連携、迅速に在庫データを連携できる
ネクストエンジンとECサイトに出店する店舗の在庫数が、最短5分間隔で連動しています。
※一部カートにより例外はあります。
参考:在庫連携の更新間隔はどのくらいですか | ネクストエンジン
在庫数を最新かつ正確な状態に保つことで、顧客に最新の在庫数で商品を提供できるとともに、売り越しのリスクを下げることが可能です。
⑦商品が倉庫に入庫したら、在庫数に自動反映する
ネクストエンジンとWMS(倉庫管理システム)と連携しておけば、商品が倉庫に入庫されると、ネクストエンジンやECの在庫数が入庫後の数量に自動で更新されます。
入庫の度に、在庫数を変更する手間は必要ありません。
また、販売の現場では返品や交換に対応することもあります。注文がキャンセルされる場合もあるでしょう。このような状況でも、自動的に正しい在庫数に更新され、業務負担を抑えつつ安心して運用できます。
⑧50以上のECサイトやカートに対応している
ネクストエンジンは50以上のECサイトやECモール、カートに対応しています。
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、Shopifyなど代表的なECモールやプラットフォームに対応しています。「大手のECモールに複数出店して拡販したい」というニーズにもマッチします。
ネクストエンジンの料金体系
「ネクストエンジンを使いたい」と思った際に、やはり気になるのは料金体系。
初期費用やランニングコストは、どのようになっているのでしょうか?
ネクストエンジンの初期費用は無料です。
月々の最低料金は3,000円(2年目以降は前年分の年間保守費用が加算されるため、契約月に限り18,000円)。この料金で、200件までの受注に対応します。
(料金には別途消費税が加算されます)
月間受注件数が200件を超える場合は、以下の料金が加算されます。また、有料アプリの利用はアプリごとに定められた料金が別途必要です。
| 受注件数 | 1件ごとの単価 |
|---|---|
| 201件~400件までの部分 | 35円 |
| 401件~1,000件までの部分 | 30円 |
| 1,001件~3,000件までの部分 | 25円 |
| 3,001件~5,000件までの部分 | 20円 |
| 5,001件~7,000件までの部分 | 15円 |
| 7,001件~10,000件までの部分 | 10円 |
| 10,001件以上の部分 | 5円 |
出典:料金 | ネットショップ・ECの一元管理ツールならネクストエンジン
月々の受注件数が少ない場合は、ネクストエンジンを月々数千円程度で使うことも可能です。とはいえ、「契約するには稟議書の作成が必要」という企業も多いでしょう。
契約前にできるだけ多くの機能をチェックして、自社で活用できるか見極めたいご担当者様も多いと思います。
ネクストエンジンには「30日間無料体験」があります。
契約前にすべての機能を利用して、自社のEC運営や業務フローに合っているかどうか、機能や操作性を30日間じっくりチェックできます。
【ECと卸売を一元管理】ネクストエンジンと在庫連携できる「クラウド販売管理DEXTRE」
クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引に特化した販売管理システムです。
リッチなビジュアルで商品を訴求できるクローズドBtoB ECは、顧客ごとの卸価格や掛け率、割引率を設定した価格でWEBオーダーカタログを通したオンライン取引を受注から在庫、納品、請求、入金まで一元管理できます。
顧客ごとに在庫を割り当て、自社の商流やロケーションの移動ルールに沿った細かな在庫管理ができます。また、委託販売(消化仕入れ)にも対応できる機能も充実しています。
他社システムやサービスとはネクストエンジン、ShopifyをはじめAPI、Excelでの在庫連携が可能です。
他にもBtoBの販売業務を自動化、効率化するさまざまな機能を搭載しています。
ネクストエンジンとDEXTREの在庫連携アプリ

ネクストエンジンとDEXTREの連携アプリは、販売管理や在庫管理に欠かせない「システムやクラウドサービスを横断した在庫連携」に主軸を置いたアプリです。
連携アプリをご利用いただくことで、ネクストエンジンとDEXTREの間で在庫の更新を自動化できます。
ネクストエンジンからDEXTREへ在庫数の更新が反映され、DEXTREからネクストエンジンへ受注データを受け渡すことでネクストエンジン側の在庫数を更新します。
面倒な在庫数の更新や情報共有の遅れ、ヒューマンエラーが軽減され、効率的な在庫管理が実現します。
「BtoCのECショップはネクストエンジン」「BtoBの卸取引はDEXTRE」と、異なるビジネスモデルの在庫データをつなげた一元管理が実現します。
DEXTRE連携アプリの詳細(ネクストエンジンのページにリンクします)
複数の販売チャネルを効率的に自動化・一元管理できるシステムをお探しの担当者様、DXの推進に基幹システムのクラウド化を検討中の担当者様は、この機会にぜひネクストエンジンと合わせたDEXTREの導入をご検討ください。
NEXT ENGINEと在庫、受注を連携する(DEXTREご利用ガイド)
ほかにも、DEXTREには、
- 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
- 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
- クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
- 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
- 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成
など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。
ご利用をご希望の方は、APIご利用についてをご確認ください。






