EC一元管理システムを使うメリットとは?選び方と10社の特徴と費用を比較

EC一元管理システムを使うメリットとは?選び方と10社の特徴と費用を比較

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ECを進める企業の皆さまは多くのモールに出店し、売上を拡大したいという希望をお持ちではないでしょうか?

 

複数のモールに出店する場合は、システムによる一元管理が必要です。
ECの一元管理により、従業員の手間を増やすことなく売上を増やせるメリットが得られます。

 

この記事では一元管理の必要性とメリット、代表的なEC一元管理システムと選ぶポイントを紹介します。貴社に合ったシステム選び、コスト増加の抑制と売上アップの実現にお役立てください。

 

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なぜECに一元管理が必要なのか?

自社商品の販売にECを活用する企業では、複数のモールに出店して顧客や売上の増加を狙うケースも多いでしょう。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングは代表的なECモールです。

 

複数のモールに出店する場合、受注管理や在庫管理、商品登録の作業は出店先のモールごとに必要になります。従業員の負担も増すでしょう。その結果、次のような不都合な事態を招くかもしれません。

 

  • 【売り逃し】「モールAは在庫なしだが、モールBは在庫あり」といった理由で、売り逃すリスクがある
  • 【売り越し】在庫を上回る注文を受注し、販売する(売り越す)おそれがある
  • 【コスト増】在庫管理や商品登録などの手間が増し、残業時間や人件費が増加する
  • 【受注ミス】注文状況はモールごとにログインして確認せざるを得ない。チェックを忘れて注文を見逃す、後から注文した顧客に販売してしまう事態を招くおそれがある
  • 【顧客満足度の低下】誤った商品を送る、個数を間違える、納品が遅くなるなどのトラブルが起き、顧客満足度の低下につながる
  • 【モールごとのアップデート対応】モールの仕様が変わると、その都度業務の進め方も変える必要がある

 

いずれも、EC事業に悪影響をおよぼす項目です。

このリスクを防ぐためには、すべての出店先で在庫の情報を共有し、スムーズでスピーディーな注文処理や商品登録を行える「EC一元管理システム」が必要です。

EC一元管理システム

 

ECの一元管理をシステムで行う6つのメリット

ECの一元管理をシステムで行うことにより、事業を後押しするさまざまなメリットが得られます。主な6つのメリットについて、詳しく確認していきましょう。

 

1.いつでも正確で整合性ある在庫状況をスピーディーに得られる

商品が販売されたとき、商品が倉庫に入庫したときは、EC一元管理システムがすべての出店先に対して自動的に在庫を更新します。

 

手動での在庫更新は、モールごとにログインする必要があります。
どうしてもタイムラグが発生し、在庫の不整合が発生しがちです。在庫数の入力を誤るなどのヒューマンエラーが発生するかもしれません。

 

EC一元管理システムならこのようなリスクはなく、在庫を正確に把握、更新できます。

 

2.欠品や売り逃しを防ぎ、利益を増やせる

EC一元管理システムの活用により店舗間で在庫を共有でき、常に正確な在庫状況を把握できることは、次のような不都合な事態の防止につながります。

 

  • モールAでは在庫があるがモールBでは欠品と表示され、モールBで売り逃す
  • 在庫を売り越してしまい、トラブルとなる

 

顧客が欲しいと思うタイミングで販売できるため、売り逃しを防止できます。

短時間に複数のモールで売れた場合でも迅速に反映されるため、売り越しの心配もいりません。売上を増やしコストを減らせることは、利益の増加につながります。

 

3.画像や文章の変更を1回の操作で漏れなく反映できる

ECモールに出店していると、価格を変更したいケースもよく出てくるでしょう。
競合に勝つため、画像や商品の解説を魅力的にしたくなるかもしれません。

 

EC一元管理システムなら出店先がいくつあっても、1回の操作で漏れなく反映できます。変更作業の漏れにより、販売チャンスを逃す心配はいりません。

 

4.販売経路の多角化も少ない負担で実現できる

EC一元管理システムを使えば、在庫の数量が自動で更新されます。このため、販売経路が増えても管理の手間はそれほど増えません。

 

またモールの仕様が変わっても、EC一元管理システム側がアップデートに対応します。販売経路の多角化を少ない負担で実現でき、ビジネスチャンスを増やせるメリットも見逃せません。

 

5.管理コストを削減できる

ここまで解説したとおり、EC一元管理システムは販売に関わる手間を大きく削減します。

 

各モールの情報を最新に保つ工数を減らせるため、残業時間や人件費の削減が可能です。

 

なかには商品の出品や商品情報を変更する日時を、事前に予約できるEC一元管理システムもあります。深夜に始まるセールでも、泊まり勤務をせずに対応できる点は大きなメリットです。

 

6.顧客対応の強化にリソースを回せる

EC一元管理システムの導入により、情報のメンテナンスに費やしていた作業工数を顧客対応の強化に回すことも可能となります。

 

顧客の要望や質問は、多岐にわたるもの。ていねいに対応すれば、顧客満足度の向上やより良い顧客体験の提供に役立つでしょう。貴社の評価を上げる点も、見逃せないメリットの一つです。

 

EC一元管理システムの機能

EC一元管理システムは、ECの運営に役立つさまざまな機能を備えています。代表的な機能を、以下の表にまとめました。

 

EC一元管理システムの機能

機能の内容

受注管理全EC店舗分の注文を自動で取り込み、出荷処理を行う。注文者へのメールも自動送信する
在庫管理EC店舗の在庫を最新状態に保ち、一元管理する。EC店舗ごとに在庫を管理する必要は無い。拠点ごとに在庫を振り分けできる。セット商品にも対応
商品登録ECごとの仕様にあわせて、簡単に商品登録できる。商品情報や画像、価格の変更も全EC店舗分を一括で行える
発注・仕入在庫数に応じて発注数を自動で計算。発注書も電子データで発行できる。商品が入庫したら、店舗の在庫数に自動で反映させる
他システムとの連携送り状発行システム、決済サービス、基幹システム、POSシステム、倉庫・WMSなどと連携可能

 

EC一元管理システムは発注から在庫管理、商品登録、受注管理から出荷まで、迅速・正確な業務遂行と貴社の負担軽減を両立できるシステムです。

 

主なEC一元管理システム10社の特徴

EC一元管理システムには、さまざまな製品があります。代表的な10種類の製品について、特徴を以下の表にまとめました。

 

EC一元管理システム
製品名

特徴

ネクストエンジン200以上の機能を搭載し、商品検索は380項目以上から可能。SKUが多くても安心。頻繁な機能のリリースで、市場の変化にも迅速に対応できる。商品の取り置きも可能
CROSS MALLAladdin OfficeやAladdin Shop、CROSS POINTなどと連携可能。複数の拠点で使え、アカウントごとに異なる権限を付与できる。遠隔サポートにも対応
Crossmaモールが出品規制をかけている商品を自動で除外し取り込める。商品の情報や価格はAmazonを基準とするため、Amazonを中心に使う出店者に適する
GoQSystemフリープランを除き、受注件数が増えてもコストが変わらない。導入前から導入後までサポートが充実。即日での使用開始や土日の緊急対応も可能
LOGILESS受注管理システムと倉庫管理システムの機能を備える。ECサイトの受注から出荷までスムーズに進められる
TEMPOSTAR1回の処理で、商品画像と商品情報を2万点までECプラットフォームに登録・反映できる。カスタマイズも可能
タテンポガイド専任の担当者がつき、無料期間は最長3ヶ月。じっくり機能をチェックできる。本稼働後は画面を見ながらのサポートに対応
まとまるEC店長受注件数や店舗数が増えても料金は一律。充実したサポートで、業務を後押しする情報を提供
助ネコ直感的で使いやすい画面。自社スタッフによる、親切で顧客を待たせないサポート
速販UXマスター登録を行わなくても、直感的な画面で迅速に使い始められる。カスタマイズも可能

 

EC一元管理システム10社の費用と無料体験の期間を比較

EC一元管理システムは、費用と無料で試用できる期間も重要な比較要素です。以下の表にまとめました。

 

製品名初期費用(税別)月額料金(税別)無料体験の期間料金プランの特徴
ネクストエンジン無料3,000円~30日契約1年経過時から、年間保守費用15,000円(税別)を毎年請求
CROSS MALL無料5,000円~(記載無し)出店先のサイト数に応じた料金がかかる
Crossma無料~30,000円14,800円~(記載無し)商品数は1000SKUまで。超える場合は1000SKUごとに10,000円/月(税別)
GoQSystem無料~100,000円無料~64,800円20日フリープランは無料(新規のみ対象)
LOGILESS無料20,000円~30日月間出荷数が500件を超えると追加料金がかかる
TEMPOSTAR無料1,500円~30日受注件数が201件以上、または商品情報が2,001点以上の月額料金は、10,000円~
タテンポガイド無料10,000円~契約後、最大3ヶ月間無料無料期間中は、受注件数が1,000件以内などの制限あり
まとまるEC店長無料9,800円~申込日の月末まで月額料金は3,000商品まで9,800円
助ネコ30,000円~2,100円~30日
速販UX30,000円8,000円~30日

 

初期費用が無料、月額数千円で使えるサービスがある一方で、初期費用・月額料金ともに数万円かかるサービスもあります。

 

初期コストやランニングコストを事前に把握したうえで、貴社の業務フローや出店スタイルにマッチするEC一元管理システムを選びましょう。

 

EC一元管理システムを選ぶ6つのポイント

EC一元管理システムは、製品ごとに特徴があります。

業績向上を狙って導入するわけですから、よく検討したうえで適切な製品を選びたいものです。

 

EC一元管理システムを選ぶポイントは、大きく6つに分かれます。これから説明する内容を参考にしていただき、貴社に合ったシステムを選んでください。

 

1.無料体験を利用して機能をチェックする

EC一元管理システムは、頻繁に乗り換えるシステムではありません。
問題なく安心して使えるかどうか、事前に確かめたい企業も多いでしょう。

 

この要望に対応するため、多くのEC一元管理システムでは無料で試用できる期間を用意しています。

事前にチェックしたい機能や操作性をまとめたうえで試用を始めることで、効率的に機能をチェックできます。無料体験を有効に活用し、貴社の業績アップに寄与する製品を選んでください。

 

2.従業員にとって使いやすい画面?

EC一元管理システムの成否は、現場で使う従業員が鍵を握ります。

どれだけ優れた機能を備えていても画面が操作しにくいと使われず、導入のメリットも享受できません。

 

無料体験を積極的に活用して、従業員にいろいろな操作を実際に試してもらうよう依頼しましょう。使いやすい画面かどうかを、念入りにチェックしてください。

 

3.取引先ごとに価格を変えられる?

販売の現場では、「上得意客には特別価格で安く販売したい」というケースもあるでしょう。

取引先ごとに価格を変えられる機能も、EC一元管理システムを選ぶポイントの一つに挙げられます。

 

4.基幹システムなど他システムと連携できる?

社内で運用しているさまざまなシステムとの連携も、EC一元管理システムを選ぶ重要なポイントです。連携が考えられるシステムの例を、以下にあげました。

  • 基幹システム(販売管理システム、売上管理システムなど)
  • 決済システム
  • WMS(倉庫管理システム)

可能な限り多くのシステムと連携することで、スムーズなEC運用が期待できます。

 

5.サポート体制が充実している?

安心してEC一元管理システムを使うためには、サポート体制も重要です。

 

利用が始まった後も、操作がわからない場面には頻繁に遭遇するもの。

問い合わせ手段にはサポート担当者との会話で済むケース、文章での説明が向くケース、画面での操作が適するケースがあります。複数の問い合わせ手段があれば、状況に応じて適切なチャネルを選べるため便利です。

 

加えて、より良い使い方を提案するサービスがあると、業務効率化に役立つでしょう。一歩先をゆく提案があることも、EC一元管理システムを選ぶ重要なポイントの一つです。

 

6.初期費用やランニングコストは適切?

EC一元管理システムの導入にあたり、初期費用やランニングコストは注目する項目です。ですが、安いというだけで決めると、細かな機能や操作性でミスマッチが起きやすくなります。

 

搭載している機能や使い勝手、他社製品との比較を踏まえて、コストが適切か検討してください。そのうえで貴社にとってベストなEC一元管理システムを選び、契約するとよいでしょう。

 

ECと卸売を一元管理!EC一元管理システム「ネクストエンジン」と卸売の販売管理システムDEXTREの在庫連携

クラウド販売管理DEXTRE(デクスター)は国内外の卸取引、輸出取引を一元管理できる販売管理システムです

 

メーカーや商社、卸売業者のなかには、消費者への直販を強化したい企業も多いでしょう。

クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)とネクストエンジンの在庫情報を連携させることで、卸売とECの一元管理を効率的に行えます。

 

ネクストエンジンとDEXTREの在庫連携

 

DEXTREは卸取引をオンライン化する、BtoBを中心とした販売管理の一元管理ツールです。一方でネクストエンジンは、主にBtoCを対象としたEC一元管理ツールです。

DEXTREとネクストエンジンを在庫連携することで、商品を「BtoB向け」「BtoC向け」に分ける必要がなくなり、需要に対して柔軟に対応できます。

 

ネクストエンジンなら、SKUが多くてもスムーズに検索できます。

注文を振り分ける条件も、店舗ごとに設定可能。もちろん送信するメールの署名や送信元アドレスも、受注した店舗名を使います。複数のモールに出店し、多くのSKUを扱うことで売上を上げたい企業も安心して使えます。

 

APIやCSVを使い、外部システムとのデータ連携やデータの出力も可能です。

販路を広げ利益を最大化するためにも、DEXTREとネクストエンジンの連携をご検討ください。

DEXTRE 導入事例

 

ほかにも、DEXTREには、

  • 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
  • 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
  • クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
  • 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
  • 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成

など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。

DEXTREは月額20,000円~、初期費用は0円で導入できます。
30日間の無料体験全ての機能をお使いいただけます。
DEXTRE Merchant API(β版)の提供を開始しました。
β版は無料でご利用いただけます。
ご利用をご希望の方は、API(β版)ご利用についてをご確認ください。

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