ご利用をご希望の方は、APIご利用についてをご確認ください。
ECサイトなどオンラインで販売を行う場合、決済方法をどう準備するかは大きな課題です。
クレジットカードに対応すれば売上のアップが期待できる一方で、複数の決済会社との契約手続きに時間を要するケースも少なくありません。貴社ECサイトとの情報連携や初期設定などもスムーズに行う必要があります。
このことを手間と感じ、二の足を踏む方もいるのではないでしょうか?
「Stripe決済」はこの課題を解決できる決済サービスです。
Stripeとの契約のみで複数の決済方法に対応したECサイトやアプリが実現でき、決済機関との個別の契約手続きの手間を省けます。
例えば、弊社クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)とStripeを連携すれば、卸売などのWeb受注にクレジットカード決済が追加できます。顧客に多種多様な支払方法を提供し、受注機会を逃しません。
Stripe決済は簡単に始められます。
この記事でStripe決済の特徴やメリット、安全性、料金など基本的な概要に加えて、Stripe決済をビジネスに活用する際の注意点を確認しましょう。
卸売、商社、メーカー向け
クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)
国内取引、輸出取引を取引先ごとの価格、条件でオンライン受注。在庫、納品、請求、入金までひとつながりに管理できます。
貿易書類の発行もかんたん、多言語多通貨対応です。
主な機能 一覧 導入事例
INDEX
Stripe決済とはなにか?
Stripe決済はオンライン決済を代行するサービスです。サンフランシスコ(米)とダブリン(アイルランド)に本社を持つStripe社が運営しています。
弊社が提供するクラウド販売管理 DEXTREでは、Stripe決済を「企業や個人がインターネットを通して料金を受領することができる、世界最大手のオンライン決済プラットフォーム」と説明しています。
さまざまな国からの注文や、さまざまな決済方法に対応しており、国ごとに個別のサイトを立ち上げ、決済方法ごとに決済代行業者と契約する手間がかかりません。
決済にまつわる契約や手続きがStripe決済1つで完了し、全世界に向けたビジネスが展開しやすくなる利便性は大きな魅力です。
Stripe決済は何がすごい?導入する7つのメリット
Stripe決済の何がすごいといわれているのか、販売者や購入者にメリットをもたらす7つの特徴をご確認ください。
①手軽に導入できる
StripeはWebで契約手続きを行えます。手軽に導入を始められることは、代表的なメリットに挙げられます。
クレジットカード決済を利用する場合でも、事前に各カード会社と契約する必要がなく、Stripeとの契約だけで済みます。
ただし、Stripeは申し込みなどの段階で審査を行っています。このため、どの法人でも必ず使えるわけではありません。
②顧客やユーザーはStripeとの契約や会員登録が不要
貴社の取引先として商品やサービスを購入する個人や法人は、Stripeとの契約も会員登録もいりません。
貴社がStripeのPayment Linksで作成した「決済用URLリンク」を購入者と共有することで、簡単に支払いを済ませることができます。顧客やユーザーは決済用URLリンクをクリックすれば、商品やサービスを購入できます。
少ない手間で支払いを済ませられる簡便さを、魅力的に感じる方も多いでしょう。
③モバイルアプリでスマートフォンからも利用できる
Stripe決済はPCでの利用だけでなく、モバイルアプリ「Stripe Dashboard」で以下の操作をスマートフォンで行えます。
- 残高の表示
- 請求書の作成
- 決済の受け付け
- 支払いの管理
- 銀行振込の状況追跡
- 顧客情報の表示、および作成や編集
- Stripeアカウントの登録(iOSに限る)
iOS版のStripe DashboardはApp Storeから、Android版のStripe DashboardはGoogle Playからダウンロードできます。帰社することなくスマートフォンでStripeを使えることは迅速な対応や効率的な業務につながり、魅力を感じる方も多いでしょう。
④決済件数や金額に応じて決まる、明快な料金体系
決済された件数や金額に応じて料金が決まるStripeの料金体系はシンプルで明快です。決済件数が少ない企業は、請求額も少額で済むため、使いやすいことは魅力的です。
初期費用や月額料金はかかりません。
⑤世界各地で利用できる
Stripeは世界135種類以上の通貨に対応しており、195以上の国と地域で利用できます。
海外からの注文にも対応でき、海外でビジネスを立ち上げたい方にとっても、Stripeがスムーズな取引をサポートしてくれます。
⑥充実したサポートを受けられる
Stripeのサポートは充実しています。以下の方法で、24時間年中無休のサポートが受けられます。
- 電話
- メール
- チャット
サポートのプランは3種類あります。
このうち「成長」プランでは6時間以内での応答、「エンタープライズ」プランでは4時間以内の応答や専用のSlackチャンネルの提供などが受けられます。
⑦万全な不正利用対策で安全性を確保
Stripeでは「Radar」により、不正利用への対策を行っています。
「Radar」はAIを活用した不正利用対策のサービスです。世界中の100万社以上の決済データを分析し、リアルタイムに不正利用を検出してブロックします。
標準の料金体系をお使いの場合、「Radarの機械学習」サービスの利用は無料です。
導入初日からすぐに安全性の高い決済が利用できることは、顧客にオンライン決済を提案しやすく、顧客も利用しやすい環境づくりに役立ちます。
Stripe決済の導入に必要なもの
Stripe決済を導入して決済代行サービスを利用するためには、Stripeと契約を結ぶことが必要です。
以下の情報を準備してください。
- メールアドレス
- アカウントを使用する方の氏名
- 法人に関する情報(法人名、代表者、取締役、店舗名やサービス名など)
- 銀行口座
状況によっては、以下の書類が求められる場合もあります。
- 本人確認書類(パスポート、運転免許証、顔写真付きのマイナンバーカードなど)
- 法人確認書類(登記謄本または印鑑登録証明書)
Stripeはクレジットカード払いに対応する場合でも、あらかじめカード会社を選定して契約を締結しておく必要はありません。
Stripe決済の料金
ITツールやクラウドサービスを活用する際には、初期費用やランニングコストなど料金に関することが気になるものです。
Stripe決済はどのような料金がかかるのでしょうか。初期費用とランニングコストに分けて解説します。
初期費用
Stripe決済は初期費用が無料です。契約するだけなら費用がかかりません。
ランニングコスト
固定の月額料金も不要です。決済ごとに、以下の料金を支払うだけで利用できます。
Stripeの決済方法 | 1件当たりの手数料率 |
---|---|
クレジットカード デビットカード | 3.6%が基本。 通貨換算が必要な場合は5.6% |
コンビニ決済 | 3.6% (最低の手数料額は120円) |
口座振替 銀行振込 | 1.5% |
件数が増えるほど、または決済金額が多いほど、手数料額も増える仕組みです。決済件数や決済額が少ない事業者は、手数料も少額で済みます。合理的な仕組みといえるでしょう
※上記は2025年7月時点の料金です。
最新の情報は必ずStripe公式サイトにてご確認ください。
Stripe決済の4つの注意点
Stripe決済はメリットのある方法ですが、トラブルなく上手に活用するためには押さえておきたい4つの注意点があります。
①入金までの日数を確認する
Stripeの入金には、ある程度の日数を要します。
日本の場合、デフォルトでは週1回、金曜日の入金となっています。
また入金される金額には、4営業日前までに処理された支払いが含まれます。タイミングによっては「金曜日に支払いが処理され、次の月曜・火曜が連休」となる場合に、支払から入金まで2週間程度かかる場合もあります。
Stripeは自動での日次入金に対応していますが、日本では利用できません。
②Stripeを導入できない業種がある
業種によっては、Stripeを導入できないケースがあることにも注意が必要です。
Stripeが公表する代表的な業種を以下の表にまとめました。
Stripeを導入できない業種
- 航空会社
- タイムシェアサービス
- 訪問販売
- 花火
- 債務整理、破産弁護士
- 債権回収
- 宝くじ
日本では以下の業種でも使えません
- 動物
- 健康器具
- 産業廃棄物処理
- 住宅ローンのコンサルティング
- 探偵や警護サービス
- 占い
Stripeによる追加のデューデリジェンス(調査)が必要になる業種
- たばこ
- 処方箋が必要な医薬品や医療機器
- 金融サービス(投資、後払い、エスクローサービスなど)
- 結婚相談所(日本では「国際結婚仲介ビジネス」は不可)
- コンテンツの販売を行うプラットフォームの運営(アダルトコンテンツの販売は不可)
- クラウドファンディング
このほかにもStripeの利用が制限される業種はあります。最新の情報はStripe公式サイトでご確認ください。
③Stripe決済の利用には審査がある
Stripe決済の利用には審査があり、3日から5日程度かかります。場合によっては、追加情報の提出を求められる可能性もあります。
申し込む際には正確な記入が求められます。記入内容を事前に確認しておくとよいでしょう。Stripeを使える業種がどうか、あらかじめチェックしておくことも重要です。
④対面決済では使えない
オンライン決済サービスを、店頭など対面での決済にも使えると便利です。
Stripeは対面での決済で使える「Stripe Terminal」を用意していますが、2025年7月現在、日本では利用できません。
※最新の情報は必ずStripe公式サイトにてご確認ください。
卸売などBtoBのWeb受注と決済に!Stripe決済と「クラウド販売管理DEXTRE」の連携がおすすめ!
Stripe決済は審査こそあるものの、一度導入すれば多くの決済方法に対応できるサービスです。決済した金額に応じた手数料のみの料金体系や、安全に取引できる環境を得られるメリットも見逃せません。
卸取引などBtoBのWeb受注を一元管理するなら、クラウド販売管理 DEXTRE(デクスター)と「Stripe決済」を連携した活用がおすすめです。
DEXTREとStripe決済の連携は、DEXTREの利用画面からスムーズに開始できます。取引先に支払い方法の選択肢を提供でき、利便性を高められます。
クローズドBtoB ECでの受注に「Stripe決済」が利用できる
DEXTREではStripe決済を利用することで、クローズドBtoB ECでの受注の際にクレジットカード払いに対応できます。
「カゴ落ち」などの機会損失を防止することにも貢献できます。また、受注時だけでなく、請求書に基づいたクレジットカード決済を行えるリンクを簡単に作成して取引先に共有し、支払いを受けることも可能です。
DEXTREにおけるStripe決済は、次の3つの契約が必要です。
- DEXTREのご利用契約
- Stripe決済の利用申請と契約
- DEXTREの拡張機能「Stripeクレジットカード決済連携アドオン」の有効化
いずれも有料サービスです。最新の料金は、DEXTREおよびStripeの公式サイトにてお確かめください。
契約の締結には日数を要する場合があります。DEXTREとStripe決済の活用を予定している場合は、早めに申し込みを済ませておくとよいでしょう。
ほかにも、DEXTREには、
- 受注データを起点に在庫、納品、請求、入金まで一元管理
- 日中英3言語23通貨で取引、画面操作
- クローズドBtoB ECから24時間365日世界中からWEB受注
- 取引先ごとの価格、掛け率、貿易条件など複数条件で取引
- 輸出に必要な貿易書類をかんたん作成
など、商社、卸売、メーカーの企業様に向けて国内外のBtoBに特化した販売管理の機能が充実しています。
ご利用をご希望の方は、APIご利用についてをご確認ください。
この機会に「DEXTRE」と「Stripe決済」の活用をぜひご検討ください。